美の戦士、華麗に参上っ!
煌月あや様の制作された、上品でゴージャスな乙女向け百合ADV、“歌劇戦隊ローゼンナイツ-船上のロマネスク-”の感想を書かせて頂きますね。
本作は女学院に通っている主人公が、財閥の先輩のパーティーに呼ばれる事になり、そこでの出来事が描かれたストーリーです。
前作“歌劇戦隊ローゼンナイツ”をプレイ済であると、一層物語への理解が深まり、面白味が増すかと思います。
今回は豪華客船が舞台となっており、ロマンチックなシチュエーションの連続、更には主人公の豊かな表情が、会話ウインドウに表示されたり、序盤で好きなドレスを選ぶ事が出来るのが嬉しい所です。
仕様の問題もあるのでしょうが、やはりフルスクリーンでプレイ出来ないのが、私個人的には少しだけ残念ではあります。
今回はEDが7つ用意されているのですが、一回のプレイ時間が20分程度であり、既読の文章をスキップするようにすれば、繰り返し作業が苦にならないのが良い点です。
選択肢も少なめでルートを狙い易く、サクサクと次の攻略に移れる物の、かと言って物語が手抜きであると言う事は全くなく、本当に絶妙な丁度良い長さになっているのだと思います。
新キャラの蕾ちゃんルートに関しては、幾ら何でも出会ったばかりなのに打ち解け過ぎだろ……、なんて思ったりしましたが、彼女と主人公が百合展開になる訳ではなく、飽くまでも友情程度に抑えていたのも成程と思いましたし、あれはネタルートだと割り切れば良いのではないかと。
更に言うと、何と今回は唯一の男性ルートもありますが、百合ゲーなのに何で男が出て来るんだよっ!と内心叫びたくなりつつも(笑)、何故か凄くこれはこれで良いぞと最後には感動してしまいました。
肝心のバトルシーンは一シーンだけしかなかったのは残念ですが、以前にも増してローゼンナイツの美の魅力が爆発していて、レッド、ホワイト、ブルーの技の繰り出される所や、奥義のシーンではうおおおおおっ!と歓声を上げまくっていました(笑)。
本当にセラムンを思い出すんですよね。
こう言う戦隊物は凄く貴重ですよ。
ローゼンナイツだけではなく、黒薔薇や怪盗ジェイド・グリーンのカッコ良さにも、心を奪われてしまいました(笑)。
時々入るボイスも、各キャラの雰囲気を上手く表現されていて、凄く良いんですよね。
サイドストーリーを見る事で、更にキャラへの愛情が深まります。
様々な面で前作よりも大幅に質が向上しているように思えました。
百合好きだけではなく、乙女ゲー好きの女性でも問題なく楽しめる良作ですので、是非ともプレイして頂ければと思います。
因みに、前作もそうでしたが、自棄に主人公に嫉妬して来る女性達が、醜さを曝け出している演出も良い味を出しているように思えます。
でも、モテる先輩達は一切彼女等を相手にせず、控えめで優しい主人公の事だけを見てくれているんですよね。
凄く良い物語だと思います。
それでは、これにて失礼致します。
[☆1] ピンクの心情と紳士怪盗
今回は船内にて怪盗とのエレガント対決、短編会話ノベルに該当。
恥美なる乙女の為の戦隊シリーズ第3弾であり、ストーリーとしては初代の続編にあたる模様。
初代に比べるとややストーリー面が短くなってしまった感はあるものの、相変わらずの(ちょっとおバカで)乙女チックにロマン成分溢れるノリは初代同様であり、その辺の安定感は流石というべきか。
「ボイスが完全にフルではない」「戦闘シーンがどのルートでも似たような展開であっけない」のは初代譲りであり、「最初のどのドレス選択を選んでも大してイベントに影響しない上に、主人公のドレス立ち絵そのものがあまり表示されない」のは多々残念なところ。
キャラクター絵は(失礼ながら)格別美麗という訳ではないが親しみがあって愛の感じる絵柄であり、随所に発生するゴージャス(?)な演出がなんかシュールでもあり、BGMの選曲が雰囲気にぴったり合いすぎているのが何ともいえない次第である。
純粋にストーリーとして見ると初代よりは少々薄口になっている気もするが、攻略キャラ達との短くもいい感じのやり取りはやはり楽しかったりする。
短いながらも本編クリア後のおまけシナリオが追加されたのはちょっと嬉しいのと、私的には妄想少女ENDが特にお気に入りだったりする。 (Vol.139)
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