小さな冒険
同作者のかえりみちが良かったのでこっちもプレイ。ツクールの試作短編のお手本みたいなゲーム。物語規模も小さめで、ちっちゃな男の子がちょっと冒険してちょっと成長して終わる。その飾らない素朴さが良かった。
ゼウラのおっちゃんは良いポジションのキャラだと思います。甘やかさないけど面倒見も良さそうで。最初から薬草持ってたり、途中で追加でもらえたり、回復ポイントがあったりする配慮も親切。
構成も丁寧でスッキリ終わるので軽い短編やりたいならいいと思います。タイトルロゴも可愛い。プレイ後見返すとちょっぴり感慨深い。
好きです。
物語の内容も素朴でありながら、今まで弱虫だった男の子が勇気を出す、その健気なストーリーが個人的にはツボでした。
町並みも、ごちゃごちゃしているよりは好きですね。なんだか人里離れた本当に小さな集落を連想させます。
もっとやりたい感があふれます!
そんなとこから短編なのが残念。作者様にはこれからもこんな素敵なゲームを作っていって頂きたいです。応援しています。
憧れし人の為に…
真夜中の小さな男の子による小さい冒険、掌編RPGに該当。
ストーリー的には「臆病な少年が一人で難関に立ち向かう様を描いた」というべき割とスタンダードな話であり、話の風呂敷がかなり狭いので、わかりやすさという面では優秀ではないだろうか。
しかし、主人公少年とヘルパー戦士以外のキャストの存在感が大分薄い上に、難関突破のシーンが目と鼻の先程度の短さで終わってしまう故に、いまいち村を脅かす困難を乗り越えたという感じがしないのは残念なところ。
一応ダンジョン攻略や戦闘は存在するものの、ほとんどあってないような存在であり、別に無理にRPGスタイルにする必要性がないように思える。
好意的に解釈すれば短時間で手短に少年の努力を垣間見れるともいえるが、やっぱり、「尺が短すぎて内容が薄い」という印象は高い。
もし、あの崖っぷちの状況でヘルパー戦士が来てくれなかったら少年は一体どうなってたのかと思うと、色々と恐ろしく感じる次第だ。 (Vol.81)
ごく素朴な短編
RPGツクールXPの素朴な短編です。シナリオはよいというわけでもなし、他はただただデフォルトなので、正味な話、わざわざプレイする価値はありません。
一番印象に残ったのは村のスカスカのガラガラさです。マップがスカスカですと、それだけで全体が手抜き臭く見えるので、圧縮した配置にしたり、マップチップやオブジェクトや村人で合間に適当な変化をつけたりする工夫があったら、見栄えも多少はマシになったろうと思います。
夜の青みも強すぎるような。
ただ、あざといレトロ気取りのゲームとはまた違う“誠実な懐かしみ”は覚えるゲームです。RPGツクールを手に取り、とりあえず形にしてみようと思ったら、こうした作品が出来上がるのではないのでしょうか。ある意味、こなれた製作者には戻れない領域です。
回復アイテム・回復ポイントを配置するという親切を短編ながら忘れないところには好感を持てました。タイトルロゴも結構よくできています。
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