話の趣旨は暗め、軽いマルチエンディング制、やや長めの掌編ノベルに該当。
謎の病気を患ったサラリーマンと彼を慕う彼女の切なき事情を描いた一作なのだろうが、(特に話後半部にて)あっけに取られる程に話の尺が短く、事の事情が飲み込めないままに全ENDをコンプしていたという状況だった。
描きたい事は何となくわかる気はするが、あまりにもコンパクトにまとめすぎた為か、残念ながら、その描きたい事がいまいち伝わってこなかったというのが私の印象である。
悲壮的な雰囲気作りや、社会の現実感を重視した作風はいい線いっているが、いかんぜん描写があっけなさすぎるのがちょっとな…。 (Vol.42)
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No.127 - 2011-09-15 08:52:15
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