イベントメインだが、数回程対戦式バトルがあり、短編コミック形式のアクションに該当。

非道な父親に嫌気がさし突発的に家出した主人公少年が、途中で遭遇した似た環境の少女と出会い、二人をメインとした様々なドラマが発展する、コメディタッチの人情劇といったところか。
主人公はもちろんの事、主要キャラ全員に魅力的な個性付けがなされ、ドラマ性も非常に高く描かれたイベントの数々は非常に優秀で、短いながらも濃厚な描写が多く詰まった内容となっている模様。
主人公と父親との執念に隠された事情や、ときおり導入される文学的なアイキャッチの数々、そして終盤の感動展開の綺麗なる締めくくり方など、見所は非常に多い。
やや微妙に思った点としては、キーパーソンの一つである謎の鳥の存在がいまいち薄い気がしたのと、もう一人の主人公というべき少女側の視線でのイベントが控えめだったところが挙げられる。

ストーリー面では素晴らしい出来だった半面、イベント毎に挟まれるアクションバトルパートに関しては、はっきりいってあんまり面白くない。
主人公と何体かの敵とのバトルが行われるのだが、敵が異様なまでにちょこまかと動き、こちらの攻撃技がやけに使い辛い影響で長期戦になる事態多数で序盤からだれてくる。
また、回数制限のあるエアガンなどの武器の燃費が恐ろしく悪かったり、多勢に無勢な数の敵配置の前半ステージよりも敵単体の後半ステージの方が難易度が低いのも、バランス的に練られているとは到底いえないように思える。
幸いにも、このバトルは強制スキップが可能な仕様で進行が詰む事はないのだが、飛ばすとスコアが減点されてしまう故にあまりいい気分ではなれないあたりが複雑なところ。

笑って感動できる人情劇としては優秀な反面、バトル関連が全体的に面白くなく、完全にストーリー面で戦闘がおまけゲームと化している気がしてならなかった。
とはいっても、（戦闘テンポの悪さはともかく）変に足止めさせられるようなストレスは特になく、きっちりとイベントを堪能できる余裕は持っている作品なので、完成度の高きストーリーを求めるのならばプレイする価値は大いにあると思われる。 (Vol.49)

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ぶっちゃけあんまり面白くなかったです。
演出は相変わらずいい感じなんですけど
ディアーマイファザー（でしたよね）の時ほどの
ストーリーとの相乗効果から生まれるキレもなかったですし。

あとまぁツクールのアクションゲームにそこまで期待すんなって話ですけど
操作がアレな上に敵がタフすぎてうざかったですね。
エアガンとライターの使用ポイントが共用なのがちょっと
うーん･･･バランス調整なのかなあ。あんまり使えなくて
ひたすら傘で殴ってるのもツマランもんです。

バトルは飛ばせるっていっても実際初見で飛ばせるかっていったら
飛ばせませんよ普通。

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