第一印象やシステム説明・見た目では微妙に見えるけれど
勇気を出していざプレイしてみると実はすごく面白い
納豆とかドリアンとかに似た食感の育成ゲームでした。
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まず戦闘中に入れ替え可能な先頭からの4メンバーだけでなく
控え(6人分?)まで少し少なめの経験値が分配されるシステムと、
魔法が脅威だったり状態異常が厄介だったりという多彩な敵に
特定の仲間だけで満遍なく対処していくのが難しいバランスと、
これらの要素がうまくかかわって来るため
戦闘で交代可能な先頭4人の選び方と、
経験値を分配して育てるキャラの選び方がかなり重要、かつ面白い。
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仲間集めのための戦闘が煩わしそうだなという不安もあったけれども
エリア移動ひとつでも敵の強さの上昇がかなり激しいため
結局レベル上げや装備集めのため戦っているうちに
気が付くと序盤から12人を超える大所帯、オニだらけ。
どこぞの歩兵の隊列のごとく戦闘のキャラは倒れるまで攻撃し続け
前のキャラが倒れたら後ろのキャラが前に出て・・・を繰り返し
戦闘後控えにしておいた回復役のキャラで治療をする・・・という
思い切った作戦もそこそこ効果があったりするのがまた面白い。
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最後に少し気になったのは、
イベントシーンがまるで漫画の1コマのようになるフキダシ表示。
フキダシの文字が、手書きとか方言とかを抜きにしても
ちょっと細字すぎて微妙に読みにくい気がする。
少し大変ですが文字の部分にフォントで植字してみたり
文字を書く(描く?)ときに筆だかエンピツの太さだかを
1pから2pにするだけでもだいぶ読みやすくなるかなと思ってみたり。
それとあと一気に複数のフキダシが出てくるのに
漫画のような規則的な配列になっていないところがあるため
読む順番などが原因でたまに話を追得なくなってしまうことが・・・。
話しかける場所によっては掛け合いのフキダシが重なってしまい
たとえばア○ケン習得後の家にいるおじさんとの掛け合いでは
「まじでぇ」が処分しておいたとかいう噴出しに干渉されて
「)じでぇ」になっていたりと色々・・・
でもこのフキダシ会話によるコミカルな雰囲気が
このゲームの独特なプレイ感をすごく良く構築してくれているので、
噴出しを無くして普通のウインドウ方式にしろなどとは言いません。
今のまま細部に手を加えながらどんどん改良などして貰いたいです。
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・・・と、いろいろ難癖つける事になってしまいましたが、
作者のプチトマトさんはこんな1プレイヤーの言葉にへこたれる事無く
改良なり次回作でのシステム等の焼き直しなどに励み、
こういうシステムや演出にこだわりが見える
面白いゲーム製作をこれからも続けていってほしいです。
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