と●メモライクな気軽に遊べる恋愛SLG
この既視感しかないゲーム画面ですが、元となったシリーズとは違って爆弾処理班になる必要は一切ありません。
むしろ同梱の攻略情報を見れば分かるのですが、本作では気になった女の子に一途にならなければなりません(たった一人例外はいますが)
そしてゲーム期間は主人公が高校2年生のたった1年間。
狙った女の子をクリアするには最初から誰を選ぶか決め、上げるステータスも厳選しなければ厳しいでしょう。
ポイントは主人公のやる気を常に高く保つことです。空き教室で手に入るアイテムや、誰もいない屋上で過ごすのがオススメです(ランダム性があるので事前セーブは必須ですが)
といっても1プレイにかかる時間は20~30分程度なので、あまり気負いせずにリプレイできるのは評価点だと思います。
個人的に本作で一番理不尽だと感じたのは、ヒロインの一人であるヒスイと出会えるかどうかが主人公作成時に決定されている部分です。彼女に必要なパラメーターを厳選した主人公では会えず、別ヒロインを狙っていた時には会えるといった事が頻発しました。ただ彼女に会えるか分かるはゲーム開始3分程度の時点なので、やり直すのがそこまで苦ではないのだけが救いです。
本作は10名以上の攻略対象がおり、複数名のライターさんでそれぞれシナリオを担当なされております。
それ故基本は明るくギャグ調な雰囲気で話が進むのですが、ルートによってはSFやオカルト、ミステリーなど普通の学園恋愛ものから外れた展開が間々見受けられました。私はむしろそれが新鮮で全員楽しくプレイできましたが、人によって好みは分かれるかもしれません。
個人的に良かった点は、どのルートでも主人公が攻略対象の女の子に対してひたすら誠実だったところです。
この主人公、所謂鈍感系ではありません。女の子によって異なりますが夏~秋には自分の恋心を自覚し、惚れた女性の力になりたいと奔走する姿がとても好意的に思えました。
登場する女の子は全員魅力的で大好きですが、主人公の一途さが一層際立っていたヒスイシナリオが最推しです。好きな女の為にあそこまで体張れる主人公、ゲームシステムまで巻き込むなんてカッコよすぎてズルいと思いましたw
王道恋愛モノ
(2022.9/5時点)
めっちゃ好きです、キャラクターも豊富でマルチEDなので何週でも遊べました。
ただここまで王道なら、一度見たセリフの「スキップ機能」、セリフを見返せる「回想機能」があると嬉しいと思いました。
*ver1.00時点での感想です
・総評
いわゆるギャルゲーではあるのですが、シナリオ、グラフィック共に非常に多彩な内容のゲームです。
ただし、普通にプレイする際の難易度は相当に高いです。
・シナリオ
ヒロインの数が非常に多い故、各ヒロインのシナリオ内容は非常に多彩です。
よって、個々について触れると非常に冗長となるため、この場で各シナリオ内容の仔細について触れることは避けさせていただきます。
気になられた方は、実際のプレイでの確認をおすすめいたします。
他方、制作に関わられた方々が非常に多いため、各々のシナリオのについては内容のばらつきが大きいと感じたのも正直なところです。
ただ、平均すれば基本的には読みやすい内容で、一定以上の水準にはあると思います。
ヒロインの状況によって情報メッセージの内容が変わる等、演出上の細かい変化は存在します。
その一方、特定タイミングで連絡すると本来シナリオ上では会えないはずのヒロインと会うことができる等の細かい不整合も存在はします。
ギャルゲーなので男性キャラクターの出番は特定シナリオを除いて少ないのですが、いわゆる立ち絵のあるなしに関わらず
味のある男性キャラクターが多いように感じました。
・グラフィック
感想としては、シナリオ同様非常に内容が多彩であり、多彩であるがゆえに目立つ点があるというところです。
グラフィックの感想について客観的に表すことはシナリオ以上に難しく、かつ、筆者個人の感想と各々方の感想は必ずしも一致しないと考えますため、
シナリオ同様グラフィックの感想についてこの場で詳細に触れることは避けさせていただきます。
あえて一つだけ申し上げるならば、多彩であるがゆえにプレイされる皆様が好ましく思うようなものに当たる可能性も高いのではないかと思います。
・システム
システムはいわゆるときめきメモリアル形式で、期間が約一年間のみということもあり、ゲームテンポは良好と感じます。
ワンプレイが長くても二十分前後で済むため、ヒロインの数の多さに比べ、周回プレイにそこまでの労力は感じませんでした。
明確な難点があるとすれば、開始時の主人公のステータス値が1~50でのランダムのため、好感度と要求ステータスが高く、
それらの到達期限の短いヒロインの攻略を行う場合、
開始時のパラメータによってはどうやっても期限までに各パラメータを必要数に到達させられない場合があるということでしょうか。
また、各ヒロインについては、ゲーム内で簡単な攻略ヒントは入手できますが、それをもってしても
要求パラメータやエンディング分岐条件の複雑なヒロインが複数存在し、これに加え、各ヒロインとの出会いに関しては基本的にノーヒントなので、
同梱のヒロイン攻略情報テキストを閲覧しないと攻略やエンディングリストの網羅には手こずる場面も存在するかと思われます。
以上とヒロイン数が非常に多いことを踏まえると、攻略情報テキストを閲覧しない場合、本ゲームの難度はかなり高いです。
特に難度が高いのは、開始時のパラメータ厳選とランダムアイテム入手運が必要な奈央の隠しエンディングであると思います。
逆に書けば、攻略情報テキスト閲覧をためらいさえしなければ難易度は相応に下がりますので、どうしても手詰まりになるようなことがあれば
躊躇なく攻略情報テキストを閲覧することを個人的にはおすすめしたいと思います。
それと、やる気については下がる機会はそこまで多くはないのですが、反面上がる機会もそこまで多くないという点は少々気になりました。
最後に、完全な余談ではありますが、筆者個人としてはこのゲームはかなり好きな作品です。
キャラ数が多いことによる展開の多彩さについては、本ゲームの特筆すべき特徴であると感じます。
筆者は瑠花やまつり、智や京が特に好きです。
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