良ゲー
24時間ほどプレイして、とりあえずクリア。
前線メンバーはアリス、孫悟空、赤ずきんで、全員レベル72。
【特徴】
・マップ上を1ブロックずつ移動するタイプだが、最初から全部明らかになっているので迷うことがない。
・敵は固定シンボルエンカウントで、倒してもシンボルは残り、何度でも戦うことが出来る。
・戦闘は3人で戦い、主人公は後ろでアイテムなどのサポートをする。
・ただレベルを上げるだけではダメで、「ミラー覚醒」を上げたり、「汎用スキル」を装備させたり、装備品を強化したり、いろいろやることで別人のように強くなっていく。
【良い点】
・グラフィックが可愛い。
・戦闘がスピーディーで、見ていて楽しい。
・全滅しても特にペナルティーはない。
・戦闘が終わると全回復する。
・勝てる敵の所で決定ボタンを押し続けるだけで、読書など他の事をしながらでもレベル上げ出来る。終盤ではレベル上げ用の場所が追加されるので、さらにレベル上げが楽になる。
・時期を逃すと仲間に出来ないなどということがない。
・強くする方法がたくさんあるので、人によっては楽しい。
【残念な点】
・ストーリーを決められた順番に辿らされているだけな感じがする。
・敵の残り体力が分からない。
・アイテム使用回数制限が厳しい。
・控えにもいくらか経験値が入るが、前線で戦っているメンバーとは差がついてしまう。
・後から加入したメンバーのレベルが前線メンバーより遥かに下なので、結局出番がなかったりする。
・強くするためにメインストーリー以外にやることが多く、人によっては面倒くさい。
【総評】
見た目は可愛いゲームだが、ボス敵は強く難易度は少々高め。
味方を育てるとアホみたいに強くなっていくのが楽しいが、結構なレベル上げ作業も必要。
クリア後は成長限界が上がってレベル99の先を目指すことも出来るし、まだまだ強敵も残っているので、そういうやり込み要素が好きな人にはいいと思う。
準一流のRPG感
裏ボスまで倒したのでレビューします。(ネタバレ少しあり)
昔話"等"をモチーフにした、数十のキャラクターが登場して敵と戦っていくRPGです。色々な物語を元ネタにキャラが登場するので、後半になればなるほど「こういう話があったんだー」と思ったりします。
30時間程プレイさせていただきまして、その中で感じた良い点も気になる点も全て書きます。
本ゲーム最大の特徴としてとにかくプレイアブルキャラが多いです。
ゲーム開始時点では、2人のキャラを戦闘に出して敵と戦っていく王道RPGでしたが、ストーリーが進むごとにどんどん仲間が増えていきます。30人は超えますね。
しかもイラストの質が非常に高い(絵の差分はほぼ無いが)ので、全てのキャラに好感が持てると思います。元ネタが知名度の高い昔話なので、キャラへのイメージも湧きやすいです。そういう意味では作者様の昔話という着眼点は非常に良かったと思います。
じゃあ面白いゲームなんだなと断言できる…訳ではなく。
キャラが沢山登場するのでキャラゲーなのかなーと思いきや、主人公&側近以外のストーリーはあまり用意されていませんでした。会話イベントがほぼ用意されていないキャラもいます。専用の施設を担当するキャラやサブストーリーが用意されているキャラもいますが、じゃあ丁寧に扱われているのかというとそうでもないです。
キャラを登場させすぎると、やはり全員を輝かせるのは難しいようです。それを無料公開されているフリーゲームに求めるのも我儘だと思いますが、ビジュアル面が良かっただけに、もうちょっとストーリーは凝っていて欲しかったです。
まぁ全員分用意したらプレイ時間が30時間から60時間になりそうですし、それはそれで問題がおきそうなので何とも言えないですね…。
本編は「誰を使っても割と簡単に勝てる」ぐらいの難易度です。
本作は、数多くのキャラの中から3人を選出して戦闘をするシステムになっていますが、この3人…誰を選んでも問題ありません。
何故ならどいつもこいつも強すぎるからです!
どんどんインフレしていくソシャゲのように、各キャラが面白いように強くなっていきます。
ただでさえキャラが多いのに、各キャラに「オリジナルのスキル3つ(レベルアップで3つ追加で習得)(強化可能)」「オリジナルのぶっ壊れパッシブ(最終的に3つ)」が用意されています。全員分を用意する作者様の本気っぷりが伺えます。
一般的なRPGでは、アタッカーとヒーラーとバフ役のようにキャラをバランスよく編成しないといけませんが、本作は割と脳筋スタイルで攻略できますし、ヒーラーが居なくてもある方法で限定的な回復が使えるので、好きなキャラや強キャラを戦闘に出せば問題ありません。
また、本作はストーリーを進めると、様々な方向性で戦闘面の強化が何度も行われます。なのでこのゲーム、後半戦よりも手数が少ない前半戦の方が難しいかもしれません。
続いて気になる点を。
まず、キャラ毎のレベルの差が激しいです。
本作は3人しか戦闘に出せないのですが、戦闘に出ていないキャラには経験値が少ししか分配されません。なので戦闘に出したキャラとそうじゃないキャラで、レベル差が10程開いたりします。先ほども申し上げましたが、このゲームはどんどんキャラが増えていくので、ちょっとこれは不便でした。それ以前の問題として、数十のキャラがいて、3人しか場に出せないのも勿体ないです。
また、本作にはダメージの上限値が存在します。
基本的には9999、ストーリーを進めると2割上昇(11999)して、特定のキャラのスキルでもう少し上げれるぐらいです。このダメージ上限値、本編をプレイしていると中~終盤当たりで引っ掛かるようになります。
キャラの手数が多くなり、バフを盛りまくったり、クリティカル率やクリティカルダメージが異常に高くなると、余裕でダメージ上限値に到達するようになります。
そうなると、どうしても「一撃必殺型」のキャラよりも、「多段攻撃型」のキャラの方が強くなるんですよね…
中盤は「4000ダメージを1回の攻撃で出すキャラ」と「1000ダメージを4回の攻撃で出すキャラ」が平等なパワーバランスを保っていますが、これが「20000ダメージを1回で出すキャラ(ダメージ上限9999)」と「5000ダメージを4回で出すキャラ」では、多段攻撃の方が有利になります。クリア後だと、金太郎のような一撃必殺型は論外で、一寸法師のような多段攻撃型がどうしても優秀になってしまいます。(多段攻撃型も後々ダメージ上限に到達してしまい限界が出てくるのですが…)
ダメージ上限値を無くして敵のHPを死ぬほど増やした方が、まだ全キャラの平等感は保てたかもしれません。一寸でバカみたいなダメージを出してみたかったですね。
ここまで長々と書きましたが、本作は良くも悪くもインフレゲーであり、遊びやすいように作られているゲームだと思います。
万人受けはしないでしょうが、個人的には面白かったです。
RPGとして読み解いていく
童話をベースにした短編のようなシンプルなRPG。・・・ではなく、
実際はこれでもかというくらいにシステムが詰め込まれたRPG。
BGMの選曲や可愛いイラストが上手く雰囲気を作っており童話のテイストも確かなもの。
意外なお話の人物がプレイアブルキャラになったりします。
各要素はシナリオを通じて仲間が加入するごとに徐々に解禁されていくので、スムーズにシステムを受け入れやすい仕組み。
それらに対するチュートリアルも画像一枚ながら説明として不足はなく、複雑怪奇になりそうなところをわかりやすくなっているのは作者さんの技量だと思う。
そろそろ強くなりたいなーというタイミングで強くなる要素が追加されるバランスはステージクリア型の本編と噛み合っていて調整力を感じます。
40人以上いる仲間のキャラクター性は元ネタを基に性能に反映されており、(どうしても強いキャラはいるけども)シナリオで語らずとも活き活きとしてる印象。
仲間キャラは図鑑(?)でその成り立ちのコメントを見ることができます。
大きな不満点は他のレビュアーさんが書かれたように、火力偏重の戦闘評価ですね。
パーティ単位での経過ターンではなくキャラ単位で評価の猶予時間がカウントされるため、ダメージを稼げないタイプのキャラが割を食っています。
戦闘評価が実質タイムアタックになる問題はこのゲームに限ったものではありませんが・・・
クリア後の要素はまだ遊びつくしていませんが、エンディングを迎えたのでレビューを書かせてもらいました。
見た目と違う骨太な奴
キャラがかわいいのでとりあえずクリアした。
シナリオ前半は概ねぼのぼの、かつ難易度もやさしいが、
後半になると敵の強さが跳ね上げ、レベリングや素材集め等を強要するような難易度になってくる。
(ソシャゲのそれに似てる)
戦闘に三人しか出せないが、思ったよりカスタマイズ性に優れていて、かつ戦闘に反応されるから、
システム辺りはそこらへんの「本格RPG」より奥が深い。
明確な不満と言うと、キャラの固有スキル・ミラー強化内容(具体的な数値等)は早い段階で見れるようにして欲しい。
強化作業がだるい分、限られた資源はプレイススタイルに合わないキャラに突っ込んだ~なんて非常にやる気を減る。
キャラが多いが、評価(Act数)挑戦のせいで大体火力のある奴を使う、精々ボス戦で回復を一人入れるぐらい。
せっかく個性豊かなキャラが数多く居るのに非常に勿体ない。
色々不親切なところもあるが、それに差し替えても良作だと評価出来る。
数値・テンポあたりをもっと工夫すれば、十分に本格RPGとして売れるレベル。
シナリオ?
うん、まぁ、そんなものです。
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