結末に関するネタバレを含みます!!!
誰かから見られている…謎の視線に悩む主人公「近藤さん」の真実を解き明かしていくホラーノベルです。
ひとつのエンディングを迎えるごとに新しいエンディングが解放され、エンド1、2と読み進めることで真相がわかっていくというシステムになっていました。
つきまとわれているのは、そしてつきまとっているのは誰か?
徐々に明らかになっていく真実はとにかく不穏で、闇深く、恐ろしいものでした。これぞまさしく真正ホラー!
また真相の明かし方が巧みで、ひたひたと忍び寄ってくるような陰湿な怖さがありました。特にエンド3が明らかになった瞬間は、その提示方法の上手さも相俟って非常に恐ろしかったです!!!心が凍りつきました。
エンド1
今思えばこのエンディングが一番犠牲者が少なくすむ、今作で最良の結末だったんだな…と。
エンド2
やっぱり…!!!な展開で、新藤さんのバカー!!!となりました。薫子さんもだけど、怪しい人の家に一人で行ってはいけません…。
エンド3
恐ろしすぎる……。想像の上をいく狂気にゾッとしました。スチルがまたリアルでものすごく怖かったです。
逮捕されたことが唯一の救いでしょうか。野放しにならなかったことだけは本当によかったと思います。
先読みできる展開だったのはエンド2までで、エンド3は全く想像していなかった結末だったので本当に驚きました。心底怖かったです。
短めのお話ながらも、ホラーの真髄をたっぷり味わえる作品でした。ありがとうございました!
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No.61154 - 2022-02-08 08:00:44
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