住民 宇宙へ!
あのオンライン二次創作がふりーむに降臨、複数型ストーリーとシューティングのコラボ(?)って感じですな。
まず始めに断っておくと、自分は元ネタに関する知識が全くないので、作中の設定はあまり理解できなかったという点をご了承をば。
異なる3つのシナリオを一つ選び、イベントを挟んでシューティングパートが始まり、それをクリアするとエンディングという流れであります。
まず気になったのはシューティングに至るまでのイベントがやたらと長く、なかなか話を進ませてくれないところでしょうか。 (メッセージ早送りやセーブ等は可能)
そのイベントが面白ければそれはそれで構わないのですが、全シナリオ共に結構ぐだぐだ、かつ似たような展開なので、段々と読み進めるのがしんどくなってくるのは困り者。 (しかもスタッフロールが長い&飛ばせない)
良い部分を述べるならば、システム周りは割と快適、イベントのグラフィックはそこそこ綺麗、BGMがかっこいい、等が挙げられます。
シューティングパートはスタンダードな弾幕系ではありますが、特にこれといって作りが凄い訳でもなく、難度控えめの極平凡なシューに仕上がっている模様。
どのシナリオに進んでもステージ構造が完全に一緒で、シナリオによって違うステージを堪能できるといった楽しみは存在せず、しかもステージ数自体が少ないので、割とあっさりクリアできてしまう薄さの物足りなさが否めないところ。
イベントパートの華やかなグラフィックに反して、シューパートのやたらと殺風景とした外観や、イベント絵をそのままくりぬいたボスグラフィックの存在等、やっつけ加減が多く目についてしまうのもどうかと・・・。
なんというか、容量の高さに反して、ストーリーもシューティングも中途半端な存在になってしまった、どっちもつかずな一作だった気がします、はい。
これだったら、ストーリーかシューティング、どちらかを重心として作りこんだ方がしっかりとした作品になるのでは、とも思いました、厳しい意見で申し訳ないですが。
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