ネタバレ含む
『僕』の話と
『僕』と『僕の神様』の出会いの話
親も人間だから完璧じゃない
わかってる
それなりに愛されている
それもわかってる
毒親なんて口が裂けても言えない
親自身も一生懸命頑張ってる
褒めてもらえるようなことも出来ない
褒められなくて当然
自己肯定感が低くて承認欲求が上がる
今は思う
親も子育てなんか上手じゃなくて
当たり前で
一生懸命『親』を探り探り演じてるけど
本当は私と同じくらい気持ちを伝えるの不器用できっと『子ども』で、
そんなの子どもにバレたら格好悪いからと悟られないように頑張ってたこと
中学生なんて自分でいっぱいいっぱいで
親が親であることに一生懸命だったことなんか知る由もなくて
『親であること』をこれ以上求めない責めない『僕』はそれだけですごいと思う
病人になれて心への負担が減って救われるなら
いいじゃないかと思った
でも
『そこから薬漬けの毎日が始まりました』
の言葉だった
『まだ中学生のうちからこんなに薬漬けになってしまって……
これからどうやって生きて行けばいいんでしょうか』
『僕』は自分を受け止め過ぎたから今の『僕』になって『僕の神様』に出会えたのだけど
どうかこれ以上自分のせいだと受け止め過ぎないでとも思った
親のことが嫌いじゃないからこそ迷惑をかけてるのが苦しい
そうかもしれない
でも
無責任なことを言うと
親も親としての役目を果たしたいと少なからず思ってるとも思う
頼れたなら苦労はしないけど
『普通』の人は迷惑かけてるとか多分そんなに気にしてなくて
気にしなくても邪魔にならない程度には社会に溶け込めていたりもして
僕が
病気のせいにしたと気にしていたことも
全部
しょうがないんだ迷惑かけても気にしないと開き直ってたり
きっと親に対して、子どもとしての責任感や情がなかったら多分こんなに苦しまなくて済んだのに
と思った
全部ちゃんと受け止めようと思うとやっぱり潰れてしまうと思う
だからきっと鳥になった
私は
『そんな自分が大好きで大嫌いだった』
の言葉が好きだった
決して上からなんかじゃなくて
わかってもらえてる
それがすごく嬉しくて
優しくて痛くって
『僕』は『僕の神様』の作品に
ひとつずつ少しずつ救われた
二人が幸せだったらいいな
作品にしてくださりありがとうございます
ぎゅっと大切にします
※ちょっとネタバレあり。注意
中性的で妖艶な美少年が
めちゃくちゃ誉めて誉めて
誉め殺してくれるゲームでした。
これは満たされる。
赤、黒、白が基調のシンプルながら
インパクトのあるタイトル画面と世界観です。
葬式写真の額縁を持ってるというのも
堅く独特な雰囲気。
モノクロだからか
何処かこの世ではない様なかといって
あの世でもないような……
不思議な世界の学校の屋上で
(まるで夢の中のよう。
色づいてないからか
過去の世界と解釈もできるし)
二人きりみたいな印象を受けました。
話し方が丁寧語なのも相まって
いい意味で古風な日本の学校と
その生徒を感じるというか。
この世はかくとも生きづらいし
学校が楽しいなんて言う児童は
少数派だと思うので
(『義務』教育って子供の意思尊重無視の
強制参加だし……)学ラン少年くんの
言う事も分かるのだけど
じゃあ暗い鬱ゲーなのかと言われれば
不思議とそこまで陰惨さやどんよりさは
無いです。
ラストのBGMも相乗して
学ラン少年くんが救いを見出だしてる
ようにも見えるので
(背景も大空で爽やか)
プレイ後はむしろ心地よいです。
中性的な美少年が物凄くかわいくて
(笑顔とか特に)
卒業するのもいいねとふと思って、
いやいやおい待てと我に返ったり。
卒業式って基本体育館でやるものだから
屋上でこの世を卒業って事は
やはりそういう事で
メリーバッドエンドなんだろうなぁ。
- 1