醜く美しく輝く星
タイトルとタイトル画面とそこで流れてる曲が美しかったけど、蓋を開けたら色々酷い話でギャップがすごい。メニューのぐにゃぐにゃした字と綺麗な画面構成のちぐはぐさがピッタリな感じ。個人的にはトゥルーよりノーマルのが好きかな……彼らには醜い兄弟星としてずっと二人、輝いていて欲しいので。
感想です
ネタバレ含む
どこまで何がつらいかって人によっても違うし、
心の状態によっても違うけど
全てが言い訳になってしまうような
ナツくんは自分の発してしまった言葉に
ものすごく後悔してるんだなと思った
読解力が足りなくて1回目を読んだ時にはわからなかったけど
最初の理人くんの話している言葉を聞いている時から
ナツくんの心は悲しみがいっぱいつまっているように感じた
理人くん以外いらないと言い切りながらもそう思ってしまった自分も全部責めて
理人くんは軽く喋っているのに
事実が重くのしかかってきて
理人くんはそんなことわからずに
嬉しくないの
とか言うから
そうじゃないんだよ
といいたいけど言い表すことも出来なくて
でも君は悪くないんだ
って切なかった
顔ってコンプレックスに感じるし
それで家庭をだめにしたと思ってるナツくんが
頻繁にかわいいだなんて言われてキスされたら
頭がおかしくならないわけもなくて
理人くんが全てなのは当たり前だと思う
幼い頃に連れ出してもらった日の
理人くんも空もすごく特別なんだろうな
Normal Endはまだ事件が起きただけだったけど
世間に裁かれてしまうんだろうか
それでも理人くんは理人くんなんだよな
True Endは
良いことじゃないかもしれないけど
これでよかったんじゃないかなと思った
星の銀河と少年と後悔と
銀河のような幻想的な画面と
ケルト音楽のようなBGMが心地好くも
トゥルーエンドのラストが辛くもあり
かといってノーマルエンドが
ハッピーかと問われれば
タイトルの事もあって
(リグレットって確か『後悔』って
意味だった気がする。
この『リグレット』が意味するものって……
トゥルー、ノーマル両方だったりすると)
何だか意味深な作品。
※ここからネタバレ有り
夏彦君は顔の事で人生苦しんでるけど
男………もまぁそりゃ外見差別はあるか…。
(顔が良い人が男女共に得をするのは
自然の摂理ですし
じゃあその逆は?というと男女共に
損な人生になるのは間違いない…)
作中では損得以上の問題で
夏彦君はあまりにも顔によって
対人関係のコミュニケーションで
支障をきたしてるみたいだし
相当生きづらさを抱えてて
何だか可哀想な…。
人間顔だけが全てではないんだけど
不良や親からの扱いも酷いので
夏彦君が歪むのも自然……。
不良達も夏彦君の両親も躊躇わず
殺ってしまう理人君の愛は
常人の域を逸脱していて
異常ではあるんですが
恋は盲目に近いものなのやら。
理人君はかわいいものは
いじめたくなるというか
からかいたくなる子なんでしょうね。
ただあまりにもその愛は重く
夏彦君を束縛するような
逃がさないような
共依存に持ち込む固い鎖にも思えるけれど……。
(すきな子の為なら誰でも殺せる、
すきな子に殺されても『愛してるよ』と
死んでくってヤンデレよなぁ……)
トゥルーエンドの二人の愛は確かに
周りからしてみれば理解されないけど
二人しか分からない愛の形があるというのは
極めてロマンチック。
男女間で発生する肉欲からくる
俗物的な愛とも
ありふれてる友愛とも違って。
二人の関係は恋愛とも友情とも違う
二人だけのオリジナルなんだろうなとか。
辛いことは辛いエンドなんですが
画面が童話絵本のように綺麗で
不思議にふわふわとした気持ちになり
幻想的な読後感でした。
- 1
あなたにオススメのゲーム
フリーゲームイベント開催中!
サポーターのオススメゲーム
-
こわくないよ
面無し屋
帰りの会を寝過ごした、ホラー風味の短編です。
-
【王道RPG】リオと魔法の本
ケイジェイ
個性あふれるキャラクターと感動的ストーリーの王道RPG
-
メアリーの船
べ
その世界に赤はなかった。その世界に青はなかった。その世界には白と黒しかなかった。
-
暑いから
神波裕太
暑いから怖い話をしてあげよう。
-
もれる!? あと1分!!
ねこじゃらし製鉄所
1分以内に人ごみを抜けろ! おもらしを回避するバカゲーアドベンチャー!
-
ファイナル☆タカノマサ
YOSHIO
【長編】ギャグとシリアスが交差する、奇想天外RPG!