システムが優しい
最初、システムで能力値を割り振るの面倒と思っていたのですが、
endリストでヒントが書かれいて、心地よくクリアすることができました!
素敵な作品でした。
以下ネタバレを含みます。
どの能力値を上げるかでEDが変わりますが、割と簡単ですべてのエンドが見られました。
トゥルーエンドに到達した時には、思わずガッツポーズです!
過去の話と先生の存在。
先生を殺そうと思っていたけれど…
深いお話で、何度もエンドを見たくなります。
システムもすごくわかりやすく、矢印の箇所をクリックすると、より物語を楽しめる気がします。
空模様
細かいところまで丁寧に作りこまれていて、システムもわかりやすく快適でプレイする側に配慮されていると思いました。
ワンマップの先生の部屋の中に色々なアイテムをクリックすることで先生の生活を感じさせられたり、
少しづつ親しくなるようでいて、距離を感じさせるふたりの関係や、先生の人柄、すこしひとと違う弟子のありようが、
短い会話の中でとても丁寧に描き出されていて、物語に引き込まれまれてしまいました。
そのおかげで、ステータスを上げることに集中してしまい、単調で作業的になりがちな育成部分を退屈せずにプレイできました。
クリアするたびに次のタイトル画面が過去の風景に変更されていく演出がとても魅力的でした。
窓から雨の音が静かに響く部屋が、弟子だけでなく先生にとってもゆりかごだったのだったのかもしれないなんて少しだけ思いました。
メランコリックなピアノ曲も先生と弟子の間の空気を表現してるようで良かったです。
雨雲の晴れた満月の夜がとても綺麗で、これからのふたりの気持ちと先行きが、晴れているといいな。
とても深いお話でした。
最初は復讐のために師匠を倒すために師匠から殺しの技術を学ぶという序盤から鬱な流れで始まった作品。
エンドを全てコンプリートしました。
鍛錬・技術・知識・休憩の4つを選択し、スキルのみに付け方によって師匠に対する考え方や意識、結末が変わってきますが、その中には師匠の目的、そして師匠の弟子に対する想い、そして関係性の構築が描かれ、どのエンドがとても奥深くまとまっておりました。
強さと弱さ、優しさと厳しさ、そしていろんな道があるんだなぁと実感できた感動作品でした。
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