クリアしたが
「ボク」の台詞が容赦ない作品。
言葉の中のあたたかさ
ネタバレ含む
今まで作ってきた『ボク』を否定しているようにも
これから産まれてきたいと願う新しい創作物の声にも聞こえて
今までしてきたことも
これからのことも
大事にしようって思った
再プレイしてもやっぱり
何だか泣きたくなるし
無理矢理やめようとしてもやめたくないって思う気持ちがあるならきっとそれはやめる時ではなくて
まだきっと創作物がこの世に産まれたがってるんだと思った
『キミはボクのコトだけ考えてればいい』
『クソみたいで、バカみたいで、誰にも需要がない、自己満足の……』
『……だけどちょっとは素敵な、そんなシナリオを紡ごうよ!』
『確かに下手クソだけど、下手クソなりに頑張って作ったものじゃん!!』
『誰にも評価されなくたってお前は自分の作品が大好きだったはずだよ!?』
『だからキミに要らないって言われたら消えちゃうよぉ……!!』
そっか
きっと
私も自分が作ったものが大好きだったんだ
大好きでいいんだって思った
だから作った時に否定されたり誤解されたらつらい思いもして当たり前なんだと
伝わらないもどかしさを、次こそは伝わるようにと、諦めたりしながらも、人はまた形にするんだと思った
話しかけてくれるの尊い
この作家さんが創るキャラクタや世界観が好きなので、一人称スタイルでプレイできるのは感動でした。
内容は紹介ページでも表示されているとおり結構抉ってくる系。少なからず身に覚えのあるひとなら共感性から身悶えるんじゃないかなっていう。
私はそこそこ拗らせてるのを自覚しているのもあって、むしろ御褒美でした。
先にも書いた通り、キャラクタが好きなんですよ。この作品に出てくるこの子は今回初めて見かけたんですが。いつもは二人称視点だったりするんで「こちら」に語り掛けてもらえるのは新鮮。
辛いような切ないような、でもちょっと優しいような……?
おそらく作者の内面に思いっきり切り込んでいると思われる内容で、なかなかにエグイです。読んでるこっちも傷つける感じの、ズバズバ言うテキストの一つ一つがキレッキレである。彼は冷たいようでうっとおしいようで救いなようで……うーん。ノーマルエンドの彼の最後の台詞はちょっぴり優しくて心に残りました。トゥルーよりこっちの方が個人的には好きですね。
気休めの慰めの言葉がないぶん、ノーマルエンドの終わりは逆に元気をもらえるような話のように思った。良い作品だけど、何かしらの創作やってる人向けかなあ。
創作してる人はゾクりとくるメタさと怖さ
掌編でさくっとは終わるのですが
内容はかなりゾクゾクしました…。
※ネタバレ含みます。注意※
登場人物が語りかけてくるように
始まり、そして終わるのでプレイヤーは
『まるで私と会話してるかのようだ…』
と感じられます。
BGMがレトロ感あるのですが
そこも怖いです。
そしてセリフの容赦ないこと。。
(登場人物が正直なだけかもだけどガンガン言うなぁ)
ノーマルエンドともう一つのエンドが
あるのですが……そっちのエンドがね、
ちょっぴり切ないなぁ……。
自分の創作したものに心が宿ってたら。
そう考えると未完作品や書きかけを消すって
おっかない行為なんだなぁとか。
創作について色々考えてしまいますね、
かなり短い時間で終わるけど
メッセージ性が強くて心に残りました。
創作者の人はぜひ。おすすめです。
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