テンプレシチュエーションの中で生き抜く謎の主人公
儀式が失敗しちゃった系…という、ホラーゲームの王道シチュエーションを全面的に押し出している雰囲気だったので、プレイ致しました。
ゲーム自体は、至ってシンプルな探索だったため、調査できるところを全て調査すれば、簡単に話を進められると思われます。
もっとも、どこを探索すればいいかは提示されていませんから、逆に探索をミスって詰む人は本当に詰むでしょう。不親切さもあるこのゲームは、プレイヤーの腕前と時の運によって、賛と否に別れそうですね。
肝心のストーリーですが、これは言うなれば、作者の脳内にある多量の設定の中から、一部だけを切り出してゲームにしたという所でしょうか。
ゲーム開始時から、特に深い説明もされずに世界観が少し語られ、そのまま探索をしていき、その調子でEDまで突入した…といった感じです。
つまるところ、主人公への感情移入も理解もできていません。
唐突に村に現れた主人公達、その主人公達が命を懸けてまで任務を遂行する理由、主人公達が属している謎の機関について、ほぼ全てが説明されないため、意味不明でした。
率直に悪く言えば、「別にこのオリジナルキャラクターを主人公にしなくても、素材を扱うサイト様から借りられるフリーの顔グラを使って、そのキャラクターで代用してゲームを進めても問題なくね?」ということです。
あくまでも「儀式に失敗して凄惨なことになった」点だけを描いて、主人公達については続編ありきな点が残念でした。
良く言えば、儀式と村の設定がある程度練られていて、そこには十分に感情移入できる訳です。
儀式について調べていく内に分かってくる「狂気」と「現存する脅威」には、顔を歪ませながら怯えてプレイさせていただきました(笑)
一番良いEDに到達した時は、この村の儀式にケリを付けれて良かったと思えた程でした。
ゲーム自体は良いホラーを演出されていたと思いますので、次回作に期待したいです。
バグか仕様か分からないけど
家に入ると真っ暗になる
探索もできないし追跡なんて論外
これが仕様ならもうやりません
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