雰囲気はとっても良い。ダークファンタジー好きには刺さると思います。
※ネタバレに対して配慮をしておりません。最終ステージやラスボスについてもがっつり言及していますので、未プレイ・未クリアの方は読む際にはご注意くださいませ。
紹介文やゲーム内のセリフのテンポの良さ、仄暗い雰囲気の中救済のために敵を斬り捨てていくというストーリーが楽しかったです。また、歪んだ救世主たちも体力の減り具合や大技を放つ時にセリフがあったり、条件(いまいち把握できていませんが、おそらくは攻撃力かと)によっては戦闘をスキップでき、またその際にもセリフ差分がある仕様なのがとても好きです。また序盤は通常戦でも油断すればやられてしまう難易度で、この難易度の高さもまた面白かったです。
歪んだ救世主たちはセリフの端々から読み取れるキャラクター性がどれも個性的で、会話していて楽しかったです。個人的に明かり屋さんと戦争屋さんが好きです。
さらに二周目に入る際は本当に前触れもなく唐突で、予想外の場面に繋がった事に対しても圧倒されていました。こういうのは大好きです。
ほんの少しではありますが、ここからはバグ報告・調整提案になります。(連絡先が見つかりませんでしたので、申し訳ありませんがこちらから…)
・一周目で殺害された人物が二周目で復活しないバグがあります。確認できた中では詩屋さん・琥珀の街の門番・琥珀の街教会にいる人物(殺すのが有効と前のタイルに書かれていた人)の三人です。詩屋さんに関しては死んでいるにも関わらず倒したフラグが立っていないので、他四人を倒しても門が開かないため進行不可になっています。
・ラスボスの一戦目が負けイベントなのですが、回復瓶と精神薬を使えば普通に戦えてしまいます。そのため負けイベントだと暫く気づきませんでした。一戦目だけは攻撃が大ダメージだったり、大技が防御貫通するレベルでも良いんじゃないでしょうか。勝たなければならない二戦目では加勢してくれる傭兵やクロノスが弱体化を掛けてくれるとかなら、良い感じにバランスが取れそうな気がします。
調整の方はともかく進行不可バグは直していただけるととても嬉しいです。ストーリーの続きがすごく気になるので…
※追記
エンディング到達しました!!すみません進行不可バグだと思ってました!!(いや多分バグには変わりないんでしょうけど…)
いやもうこれは前作をプレイしてからきらきら星のステージに行くべきだと思いました。イレアさんがもっと好きになる。救済の騎士さんたちが来たところでテンション爆上がりしました。敵側が味方サイドとして助けに来る展開大好きなんですよ!BGMも前作の救済の騎士戦で流れてた曲なのも大好きです。
「さぁ我"ら"が救済の騎士共よッ!」と「我ら」が強調されているのも好きですし、その後の「…薙ぎ払えェェェェェェッ!」の勢い含め本当にこのシーン大好きですね…(ちなみになんですけど、「さぁ我"ら"が救済の騎士ど共よッ!」になってました。誤字報告です)
ただ、全体的に世界観や状況を説明する文章が少ないのもあって、プレイヤーがストーリーを理解しきれていないというのがあります。物語綴る黒インクさんとの会話は「なんかすごい重要そうな話してるなぁ…」みたいな置いてけぼり感がありました。過去のパンドラ・イレアを倒した際や、二周目でノワールを「殺す」選択をした際、またはきらきら星のステージに出てくる歪んだ救世主たちを倒した際に改めて説明すると良いかもしれません。
(ここからの話に関しては蛇足なので無視して頂いても構いません。エンディングを迎えたデータでもう一度黒インクさんの所へ行くと既に救済の騎士さんたちが登場しています。過剰戦力と呼ばれていた彼女らも同様です。この点が個人的に気になりました)
久々にすごい満足感を得られたゲームでした。ほんっとうに楽しかったです。ありがとうございました。
色々グロいので遊ぶ方はそこは注意でしょうか
目が覚めたらなんか牢獄にいた主人公らしき人。名前もよくわからないまま手探りで進んでいくと恐らくあっさり死んでしまいます。そこからが本領発揮とも言えますので、まずは恐れず色々試していきましょう
ゲームの難易度、戦闘難易度双方難しくはないもののあらゆる面で謎さが目立つため、情報不足をどうクリアしていくかによります。どうにも人不足、会話不足が目立つため、情報の入手先も限られるのも手伝い慣れるまでは苦労するでしょう
前作と繋がりがあるようですので遊んでいる方はやってみるのもいいかもしれませんが、現状では少し無視できない問題点もありますのでご報告兼ねてのレビューになります(連絡先が見つからなかったのでここに書かせて頂きます)
※以下どうしてもネタバレ気味になってしまいますのでご留意を
気になったけどなんとかなる部類
・一部のザコっぽい敵が何故か異常に強い。ラスボスより強い
まぁザコなので戦わなければ多分大丈夫……なのですが、何かしらの特殊フラグ発生のキャラなのかもしれないので、そう言う点でも厄介
・一部のバックサウンドが延々流れる
別の場所のバックサウンドで上書きはされ、その後移動すればOKなのですが、それをプレイヤーにやらせるのはマズイ事
・ラスボス出現条件の特定人物の殺害する理由自体が前作とは異なりはっきりしない
この人達を殺す絶対的な理由があるのかと言われると、主人公の正体、ラスボスの登場の仕方も含め正直かなり薄い。他の人や敵では駄目な理由も薄め
・ラスボスでの演出
前作をやっていないと急に出てくる傭兵とかは謎の存在すぎてわからない
まずい部分、バグ
・道具屋に入ると同じマップの壁に埋まるバグはタイトルに戻るしかなくなる
あの街なので仕様なのかもしれませんが、長くセーブをしてなかったりこの状態でセーブしちゃったりするとやっぱりダメージの大きいバグです
・ザコ戦はなんとでもなるものの、ボス戦に備えての強化には非常に時間がかかるので作業感が半端ないので途中でダレてしまう
兎に角強化にお金がかかりすぎる+お金の入手額が全面的に低く効率が悪い=遊ぶ気力の大幅低下に繋がる
・仕様かは不明ながら、二週目から転移が最初の二箇所しか出来ないため、大幅に利便性が失われる
仕様とは思いますが只々不便になっただけで、二周目以降を遊ばなくなる大きな理由の一つでした
・使用素材の情報をREADMEに記載していない(それぞれの素材元さまの規約違反にも繋がります)
違反行為に繋がりますのでこれは対策を
壁をちょっとだけ登れる、二周目のイベントが復活しない、戦闘後敵が忍び寄ってる等、その他細かなバグも非常に多く、一周目クリア後もフラグになりそうなモノが欠けっぱなしだったりと致命的っぽいのもあり、途中で断念した状態でのレビューになります
お話としては神の書き方が非常に興味をそそられるテーマでもあり、気になる点もありましたので完全クリアもしてみたかったのですが……
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