ゲーム起動時のノイスが入る演出。
最初に見たときは驚きました。
「こんな事ができるのか。すごい・・・」
ですが・・・私としてはテキストに読みにくさを感じました。
文法がいささかおかしい部分を抜粋します。
オープニング
・「乗組員は6名ほどの小規模ながらバランスは取れていた」(→きっちり6人しかいないのに「6名ほど」と曖昧な表記になっています。「乗組員はバランスの取れた精鋭6名」)
・「その惑星は、微力ながら大気があった」
(→微量ではないでしょうか。もしくは低濃度)
・「その惑星は、小規模ながら陸地があった」(「小規模」代用できそうな単語を、短時間に何度も用いるのは、表現力のとぼしさがうかがえてしまって、良くないと感じます。)
・「その惑星は、低いながら気温があった」
(→大気があれば気温はあるでしょうから、この表記は不必要だと感じます。
特に伝えたい部分は「低温」ということでしょうから、あえて書くであれば、上記の文章に重ねて「その惑星は、微量ながら低温の大気があった」とするのがより適切と思います。
完全に分けて表記したいのであれば・・・「その惑星は~ながら」という構文を崩したほうがかっこいいでしょうね。)
・「その惑星は、希少であるが生物がいた」
(→もはやどこに重きをおいているのかわからない一文になってます。
いたのは「希少な生物」ですよね!?「生物」がいて、その価値は"希少"なんですよね!?
この文における「希少」はポジティブな装飾で間違いないはずなのに「希少であるが~」と、やや否定的な表現へ言葉を進めようとしているように感じます。しかし続く言葉が「生物がいた」。
「希少な生物」はおそらく、その生物の数が少ないのでしょうから、「少数であるが(希少な)生物がいた」とできるはずです。そもそも「その惑星は~」は主語が"惑星"のはずなのに「生物がいた」となると、「惑星"には"」のほうが適切だという部分で引っかかってしまいます。)
・総二郎のセリフ「これは、凄いな・・!太陽系より小規模でも、近い環境だとは・・」(小規模)
(→主語がないので"なにに"近い環境なのか不明確です。太陽系の環境と近い、なんでしょうけど)
「静かに成った」「俺の部屋に成ってる」「此処」「仕事が有ります」「倉庫が有る」など不要に漢字が変換されていて読みにくいです。
(倉庫も仕事も"有る"を使っているのに、その直後の「動力室がある」はひらがな表記なので、統一できていないことも読みにくさに拍車をかけています)
本当に序盤も序盤、主人公が操作できるようになってすぐに閉じてしまいましたので、本筋がどのようなものかわかりません。本当に残念です。文が気にならない方はゲームをお楽しみいただけるのではないでしょうか。
ゲームの導入でせっかくオープニングも作ってあり、登場人物の紹介まで行っているのに、もったいないです。
作者さまには、いまいちど推敲をしていただけないかと願うばかりです。
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