ネガティブな歩子にかなり親近感が湧きましたが
ポジティブな時もある、その時の状態また環境次第で割と変わってしまうものだと思っているので

そんな時もあるなぁ、あったなぁって感じました。
言われることある方もいるでしょうが

今日テンション低いね、高いね。
落差によっては引かれますがそこが
まるで歩子に当てはまるような気がします。

気分でここまで変われるのかと言われたら、変われちゃうんですね。オンオフの違い。

表の社会面では誰もがいい顔をしているように
裏と言える素の部分ではネガティブな思考に落ち着く。

そうでない人もいるかも知れませんが
上手く顔を作れないなどで必要以上に消耗しているのがネガティブな歩子に見えました。
態度も作れない。

そういう日がある。

私からは以上です。ご制作ありがとうございます◎

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都内の会社に勤めるＯＬ歩子（あるこ）の一日を、
ポジティブ思考をした場合とネガティブの場合で並列して描く短編。

プレイした人間が、両者に対してどのように違う印象を受けたか
調べる実験的作品らしいので、正直に思ったことを書こう。


まず、ネガティブ思考の歩子（以下ネガ子）だが、
彼女はネガティブな考え方になっている原因は主として
「疲れ切っている」ことにあるように思えた。

髪をきれいにセットしたり、美味しいものを食べたり
自分のための事ができなくなってるのは、心が弱ってる証拠だ。

世間の荒波に飲まれ、心を癒すものが何もなかった場合、
誰でもこんな風になってしまうんじゃないかという
感想を抱かせる一日の過ごし方である。
そういう意味で共感というか同情できる人物になっている。

だがハゲをディスるのはやめてやって欲しい。
ハゲな人だって好き好んでハゲになってるわけじゃないんや……。


対してポジティブ思考の歩子（以下ポジ子）の方は、
常に物事をポジティブにとらえるおかげで万事がスムーズに進み、
素敵な日常を送っているようには見える。

だが、単に描写する尺がないということかも知れないが、
なんでこんなに仕事（内容自体はネガ子と一緒）に前向きなのとか
パーソナリティに不明な点が多いので、
その明るさがちょっと空虚というか底知れない印象を受ける。

今はいいけど、何かトラブルがあって理不尽にストレスを受けたり、
毎日が楽しくないと感じてしまったときに彼女はどうなるのか……。

何かの拍子で限界に達した時、ネガ子よりポジ子の方が
より多くの血を流す結果になる気がしてならない。


こうやって比べてみると、ポジ子とネガ子で、
大本の人格からして結構違うように思える。

テーマ自体は、自己啓発本とかによくあるもので、
「こうすれば人生は変わる！」という主張に終わりそうなものだが、
こうやってエピソードにしてみると一歩引いた視点から見えてくる。

ポジティブ思考で全てがうまくいくという考え方にも
確かにそうだと同意できるところとそんなうまくいってたまるか感の
二律背反な気持ちを抱いた。

別にポジティブになったからってハゲが好きになったわけじゃないしな……。
ただ結果的に会わずに済んだだけだ。


まあ、人間の心なんてそんなに強固にできているわけじゃないので、
考え方もその時々によって柔軟に変えていった方がいいといったところでしょうか。
自分の中の不満と向き合うのも、悪い思考を追い出すことも
どちらも人生には必要な時があるだろう。

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紹介文通り、5分ほどで終わる短編です。
最初にネガティブ女子、次にポジティブ女子の順でほぼ同じ出来事に対し、どのように感じ、どのように行動するかについての違いを観察する流れとなっています。


以下ネタバレ


やってみた感想として、ネガティブの方はとても鬱屈した人生を送り、ポジティブの方はその逆の人生を送ってるというのが第一印象でした。
とはいえ、一見するとポジティブの方が遙かに充実した人生を送ってるようには見えますが、個人的にはネガティブはネガティブで人間臭い行動を所々実践してる箇所があり（1,000円のランチよりコンビニの安いランチを選ぶ、彼氏を見せびらかす為にキャンプに呼んだ友人の誘いを断る等）、結局は感じ方次第で人生が充実するかどうか決まるのだと思いました。
ネガティブの言ってる事も所々的を得ているので、こちらも物事の捉え方を少し変えれば、ポジティブ女子まではいかずともそれなりに悪くない人生を送れるのではないかと感じ、寧ろネガティブの方が親近感を覚えました。

人によって2人の女子への捉え方が変わる作品だと思うので、気晴らしには適してる作品だと思います。

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