青を基調としたグラ。
星々が煌めいているような蒼の夜空をイメージさせます。
バーテンダーの作る「月」や「星」の名を冠するカクテル。
まさに輝くような作品です。
実際にもその名のカクテルはあるが、
ここで出されるカクテルは、
きっと架空のカクテルなのだろうと思う。
最小限のアニメーション/効果音がとても良かった。
また、カクテルの種類が多く、まず被らないのも良かった。
同じ名前のカクテルでもグラが違ったりして、「お」と思った。
(もし、すぐに同じカクテルが出てきたら、「底」が浅く感じてしまっただろう)
何回か店を訪れカクテルを作ってもらいますが、
バックグラウンドのストーリーもあり、
統一感もあるように思えました。
良かったです。
er1.01
クリア時間 5分(初回)
+13分(スタッフロールまで)
あなたは、夢の中の世界にある星屑カクテル専門店に
迷い込んでいた。どうも疲れや悩みがあるとたどり着く場所らしい。
3つの質問に2択で答えてカクテルを作ってもらう掌編NOV。
質問の内容はいくつかあるなかからランダムで選ばれるため
プレイするごとにその内容が変わってくるゲームである。
質問の傾向として、最初の質問は現実よりで
それ以降は、空や世界の大きさなどの質問が多いため
日常から非日常な、段々とロマンチックなことについて
考えて答えていくことになる。
そのため、非日常にちょっと旅立って癒されるのが特徴だ。
また、ただ質問に答えるだけでなく、カクテルを作り終わった後の会話は
プレイするごとに変わっていき、バーテンダーさんも
段々と自分のことについて語り始める。
その点で、バーテンダーさんに質問に答えて話を聞いてもらうだけではなく
バーテンダーさんの話を聞いていくゲームでもあり、
ちょっとしたストーリーのあるゲームにもなっている。
そして、最終的にバーテンダーさんはどうなるのか、
カクテル一度作ったら終わってしまうのはかなりもったいない。
ぜひスタッフロールが流れるところまで見て欲しいし
その後、この店に来るのはそれは良い事なのだろうけど
どこか取り残された一抹の寂しさもあるかもしれない。
ただ、カクテルを作ってもらうだけでなく
ちょっとしたバーテンダーさんのシナリオも楽しめる一作。
質問の内容的に空を見上げて
神秘的な雰囲気を感じながらリラックスしたい人向けといえる。
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