前作からの流れを受けるというか与えるというか、相互作用的な作風となっているので、どちらを先に遊ぶべきかというのは悩ましいかもしれません。
気になった方はお好みの順番で遊ぶと良いでしょう。何れもサクサクと遊べるのも良い点でした。

※以下ほんのりネタバレ気味になります
本編は前作の少し前のお話に当たり、序盤のサポートお助けキャラと思われるザッコスさんの運命を歩んでいくお話になります。名前に違わずざっこいのですが、そんな彼も長い旅を経て、強く成長を遂げていきます。こういう脇を固めるキャラが好きな自分としてはたまらない作品で、他の仲間とか固定キャラと思われる人、魔族、悪魔なんかも軒なみ魅力的でした。
この丁寧な作りがとても良く、次はこのキャラで遊んでみたいなぁと思わせてくれて、狭いながらも空想が大いに働き余剰で楽しめる余地があり、大変素晴らしかったです。
また既に先人の方が述べられている通り、無駄がなく、魅せるところは魅せてくれて、ボケるトコはネタに振り、感動の時はそれに沿う。細かな所までケアしているのも良い点ですね！！　個人的には今年の作品の中でもトップクラスの出来栄えな作品でした。

次作以降も期待したい作者さまでした。

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全編を通じ、緻密に作りこまれたゲームですね。

戦闘を通じてお金を獲得し、良い武器・防具を購入して、より強い魔物を倒せるようになる、という「一連の流れ」が、
驚くほどによどみなく進行していて、ゲームの難易度もちょうどよいものに調整されていました。

戦闘を極限まで短縮し、ゲームの流れがストレスフリーになっている点だけからしても画期的ですが、
それ以上に強く感じたのは「全く無駄のないゲーム構成」です。
他の人との会話も有益なものばかりでしたし、中盤以降でもらえる装備品も、すべて役に立つものばかりでした。

最後の展開が感動的なものでした。
薄れていく記憶の中、大勢の人が彼を助けてくれるのですね。

前作もプレイしましたが、今作と前作とはつながりがあるのですね。
最大の見せ場は、ハロルドに持っていかれるのかもしれませんが、今作でのザッコスの働きも、十二分に評価されるべきものでしたね。

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