掴みの感触はギャグっぽい雰囲気があるだけの、なんてことないアドベンチャーゲームだと思ってました。
でも物語が進む内に、個性の強い登場キャラや、彼らによる軽いノリで構成された滅茶苦茶な会話に不思議と惹かれていったんですね。惹かれるというか、悩みとかがどうでもよくなってくる感じというか。
やはりアドベンチャーというだけあって調べられる物が非常に多く、細かくネタがちりばめられていて楽しかったです。
ギャグ系の作品ですが、殺人事件を題材としているだけあって多少シリアスな場面も…
ともかく、鬱屈とした気分を味わうシナリオでした。
まベストエンディングの何でもあり過ぎる展開のおかげで強引に救われましたがね!STANG&BORNET万歳!!
ネタバレありの感想です。
変な二人組が屋敷の事件を解決に導く話。
くだらない遊び心満載で、いろんなところに小ネタがいっぱいかつ伏線が丁寧に張られているのが面白かったです。
入り口の鎧とホールの銅像調べた時の反応にクスッとしました。
シナリオもアホいノリだけど一つのストーリーとしてはとても丁寧な作りで、お堅くならず楽しく最後までコンプが出来ました。
一個だけフラグわかりにくいエンドがあるけど、ノリがアホだから気づきやすいかも。
イベントの演出も細かくていいですね。召使いの荷物探るところのシーンがとても好きww
推理もわざと外して反応試したけど、突然の告白の辺りが笑えたww
軽めの推理ものしたい人にオススメ。
STING様の制作された、ギャグ&推理要素有のADVゲーム、「One Night Panic」の感想を書かせて頂きますね。
STANGとBORNETがふと迷い込んだ洋館で遭遇する人工生命体の竜と、次々に発生する連続殺人事件。
そして、屋敷に戻って来ない主と、この謎の事件の犯人は一体……。
基本はギャグのノリで笑いながら会話を楽しめるものの、犠牲者が現れた辺りから少しずつ恐怖心が芽生えて来ます。
そんな状況の中でも、個性豊かなキャラが繰り広げる会話が楽しく、どんどん続きが気になって行きます。
面白いのはやはり最後の犯人を推理する場面と、そこに辿り着くまでに調べて得た知識をフル活用して、
クリアまでの活路を見出す所でしょうか。
何気ないと思うような事が、実は非常に重要な知識であった事をラストで感じる事が出来、
様々な伏線が用意されている、完成度の極めて高い作品である事が理解出来るかと思います。
EDも複数用意されており、少なくとも数回は楽しむ事が出来ます。
1プレイの時間は非常に短く、1~1.5時間程。
選択肢によってイベントが分岐し、様々な展開やキャラの反応を見る事が出来ます。
以下、駄文をご容赦下さい。
・やっぱりSTANGがBORNETに無茶振りするのが面白いです。どんな酷い目に遭わされても、数秒でケロっと復活するBORNETを見て爆笑してしまいます。
・無暗矢鱈に長ったらしい名前が出て来たり、時事ネタが出て来たりして笑えます。シモネタ、メタネタも標準装備で、多くの層に受け入れられるギャグが魅力的だと思います。
・連続殺人事件も冷や冷やしましたが、人工生命体の竜のハニーが現れるシーンはホラーゲームも真っ青。本当に恐怖心を植え付けられてしまいました。
・本作の推理の難易度は若干易しめだと思いますが、やはり良く考え込まれていて面白いです。各状況をしっかり覚えておくと、推理の時に役立ちます。
STANGとBORNETの黄金コンビと、尖った個性を持った登場人物達のやり取りが楽しく、笑いのネタも的確にツボを突いて来ます。
STANGの支離滅裂なナレーションも面白く、ついつい色んな場所を調べまくってしまいます。
手軽に楽しめる良作なミステリーゲームです。
是非、プレイしてみて下さいね。
ネタなのかミステリーなのかよくわかんねえよ・・・だが、それが面白い、探索アドベンチャーって感じですな。
不条理かつシュールな展開が満載な、殺人事件&脱出劇といったところでしょうか。
一応、終盤には推理バトルもありますが、あまり本格趣向ではないので、深く考えずになんちゃって推理を堪能するのが吉。
マルチエンディング制なので、色々な結末が見られるのは嬉しいですが、どれもすぐに終わった後にタイトル画面に戻るのが物足りないかな。
あと、ボタン押しっぱなしで会話を早送りできる機能は便利ではありますが、見たい会話もスキップしがちなのは、ちと困り者であります。
まぁ、かなりくだけた内容なので真面目な要素は期待できないと思われますが、キャラ同士のぼけつっこみや、いかれたトークを楽しむものと割り切ってプレイすればいいかもねす。
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