南十字星
闇キャラの女子〇〇
徹底した多重人格(?)の魔少女になつかれてしまったあげく、さんざん振り回される青年の悲喜こもごもとした人生のワンシーンを、生き生きとしたタッチで描いた佳作ゲームですね。
コメディ要素とシリアス要素の両面を強く出した、硬軟織り交ぜたシナリオに、強い満足感を覚えました。
また同時に主人公の男性が、失った記憶を辿って真相に迫っていくシナリオが、
某TV番組「公開大捜索」を想起させるものでしたので、とても興味深く、ぞくぞくしました。
ゲーム全体としては「人間と魔族の共存共栄は果たして可能なのか」がメインテーマとなっていましたね。
現実の世界で言う「異なる民族・宗教の人間同士が仲良くなれるのか」という至上命題と重なるところがあり、意味深でしたね、
(以下ネタバレ含む)
ネルソンと再開後の急展開シナリオが、非常に刺激的なものでしたね。
エネは「魔族」ということで、特に中盤あたりからは主人公に対する少々怪しげな言動も目につきましたので、一応気にはなっていましたが、
当方の予想を超えたシナリオが展開されましたので、驚きました。
あの異常なツンデレ具合が、エネという少女の強い魅力であり個性(闇キャラ)なのですね。
変な言い方ですが「SとMとの使い分け」が、面白かったです。
エンディングを2種類とも拝見し、それそれのエンドが全く異なる内容の終わり方になっていたことにも満足です。
いかにもマルチエンディングという感じで良かったです。
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No.50300 - 2019-12-07 23:41:12
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