ロリママと変態パパでも、それなりに親らしい悩みを持つのであった。
Ver1.01
クリア時間 33分
+5分(おまけ)
みふねとざらめの間にできた女の子、みらいは5歳になったが
まだお母さんのおっぱいを吸いたかった。
小学生になるまでに果たしてみらいは卒乳できるのか?
みふねとざらめの結婚生活を描写しながら
親としての彼らも描いた家族生活NOV。
冒頭のみふねちゃんのシーンがギャルゲチックで
子どもができたらいいお母さんになれるかなといった会話内容で
みふねちゃん可愛いなと思っていた矢先に
「告白しようと決心した前日に、自身の母と叔母によるレズレズ痴情のもつれに
巻き込まれ普通に死亡した。」
というパワーワードの塊のような展開をざっくり語られ
「しかし、なんやかんやでド変態畜生魔法使いざらめに
蘇生され、不死鳥のごとく復活を果たす。」
と次の文章でさくっと復活するので
せいぜい1ウィンドゥの死でしかなくて
ここまでざっくりと語られるとコメディ感が強く
不意に笑いがこみ上げてきた箇所だった。
あと「死なんといてえええ!!!」とかざらめさんがどさくさにまぎれて
関西弁っぽい口調になるのが個人的にツボ。
ただ「mi」「mmm」をざっくりとプレイ済みで見ると
今作は結構マイルドな一作で
ざらめさんは毎晩(特におまけ)みふねちゃんとなんやかんややってて
相変わらず変態ではあるんだけど
言ってる内容自体は割とまともに父親してる。
「ざらめさんもそんな血の通った人間みたいな発言できるんですね」
というみふねちゃんの言葉に思わず頷いてしまった。
てっきりざらめさんに子ども扱いされるのが嫌でたまらなくて
みらいちゃんは卒乳するのかなと思いきや
そんなことはなくとも自然な流れで自立していったので
みらいちゃんも結構しっかりしている印象が強かった。
みふねちゃんも設定自体は12歳の母だけど
より子どもなみらいちゃんを横に並べると
ちゃんとお母さんに見えてくるので
(あと、立ち絵が過去作に比べて綺麗になってる)
ごく普通の父母娘の関係っぽい印象が強かったりする。
ざらめさんも全く期待を裏切らずにみふねちゃんに甘えるので
みふねちゃんが二児の母感はあるんだけど、
ざらめさんの扱いも手慣れているし、結構デレるので
なんだかんだでラブラブに思う。
ただみふねちゃんは12歳から成長しないので
みらいちゃんが12歳以上になってからどうなってしまうかが
本作独自の切ない点であり、今後気になる点でもある。
本作は冒頭で、妊娠から出産まで(泣き顔付き)描いてて
夜の営みもうっすら描いててそういうお色気要素があり、
みらいちゃんがいることで子どもの目線で見たら
どう見えるかという小ネタもある。
ただ今作は流血はなく、総合的に過激さはやや控えめに思う。
子どもが心配とか自立していくのが寂しいという親心がテーマのようにも
思うので、テーマ的にもそういう要素は最初だけで
落ち着いたのかなとも思った。
そういう一作なので、実は一番初心者向けかもしれなくて
ざっくりと省略された部分が知りたい人やもうちょっと過激なのが欲しい人は
過去作を辿っていくと良いのかもしれない。
少女と変態魔法使いの両親という設定はぶっ飛んでいるものの、
内容的には(ちょっと変態だけど)
かなりまともな親子の心配や悩みを描いた一作。
少女とそれに甘える少女が普通に親子しているのが
見たい人向け。
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