やりごたえのある、世界観が魅力のゲームブック※ネタバレなし
自作素材ならではの世界観の鮮明さ、また多様な遊びの要素が飽きを越させない短編ゲームブックである。
まずは透明感、水彩画のような秀麗なグラフィックが目を引く。短編ながらも、場面の状況を認知するのに必要、十分なだけのグラフィックが用意されており、何が起こっているのかわからないという場面は一切なかった。
また、BGMも場面にあった雰囲気のものが製作、使用されており、素材が全て自作ならではのサウンド、グラフィックの統一感が世界観をより鮮明に表すことに寄与している。
そして、ゲームブックタイプの形式ながら、RPGやシミュレーション、ADVといった様々なゲームジャンルのエッセンスが詰まっており、短編ながらも十分なボリュームを感じさせられる構成となっている。
以上から、手軽な時間で楽しむことができながらも、十分なやるごたえを感じたい方におすすめしたいゲームであると言えるだろう。
ノスタルジックな世界観に浸る。
まるで絵本のような質感。読み心地。
古き良きRPGに出てくるような中世のノスタルジックな世界観が素敵です。時間も場所も遠く離れた異国の地の風を感じました。それはきっと作者様の文章力と異国への愛がなせる技なのでしょう。
文章を読んで選択肢を選ぶことで物語が進みます。ページをめくりながら本を読み解くような感覚。
ゲームは戦争指揮、お花の育成、エアリィちゃんとの交流の3部構成になっていて、それぞれシステムが違っていて面白かったです。
戦争指揮は選択肢によって戦争の勝敗が変わります。実はこれ、後半の花の育成時の初期ステータスに関与しているみたいなので・・・できればうまく立ち振る舞いたいところ。(よく考えられている・・。)
お花の育成は、なんとRPG的戦闘!
レベルアップと素材集めが楽しい。戦闘が苦手な方でもサクサク攻略できて良いバランスだと思いました。(私は狼を100匹くらい倒してしまいました。そんなことしなくても攻略できるようです笑)
そして最後のお楽しみエアリィちゃんとのほのぼの生活。癒しです。しかも、彼女にはある秘密があって・・?
3つのエンディング回収までのんびりプレイして1時間くらいかな?
草ゲー(短編)といいつつこのボリューム。作り込まれた世界観。素敵なゲームなのでおススメです。ぜひ手にとってみて下さいね。^ - ^
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