魔王軍の戦士フィアロヴァが勇者の暗殺を任されるも
成り行きで勇者パーティと協力し、ミニゲームに挑戦していくことになります。
次第に明かされるフィアロヴァのポンコツ加減、そして勇者たちの真意とは?
やわらかな絵柄に加えて、背景の細部まで凝っているところが好きです。
いつも浮いている目玉のモンスターが夜には眠っていたり
大きなスライムの部屋にも、きっちり飲み物コーナーが設置されていたり。
徐々に増えるルーンの矢や、唐突に現れる怪しすぎるボタンなど
ストーリー展開にも遊び心がちりばめられていて面白かったです。
ミニゲームに関しては、全体として初見でクリアできるかできないか
半々といった感じの設計で、程よく手に汗握る難易度を楽しめました。
ミスしてもやり直し可能なところが親切で、ついでに謎の人物が現れては
真っ当なアドバイスと謎の至言を残していくという
ちょっとしたイベントがある点が、失敗してもあまり苦にならずに済んでよかったです。
スライムについては、作中では犠牲を憂慮されていながら
タイトル画面では余裕そうな表情で墓に埋まっているし、性癖がアレだし
こんなスライム放っておいて問題ないのでは、と思いもしますが
そこが魔王の器の大きさ、みんなに慕われる所以というべきなのでしょうか。
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No.62573 - 2022-06-11 10:45:50
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