攻略が難しかったですが諦めずに調べつくして何とか全てを見ることができました
主人公の秋斗と冥はお互いが一番の親友。
秋斗の家庭も中々に深刻なものですが冥のバックグラウンドが辛すぎて
私が冥の立場だったら耐えられません
途中分岐によっては秋斗視点から冥視点になるのですが冥の視点で映る世界が凄惨すぎて。
でも親友の秋斗の事と自分の部屋だけはまともに映ってるのが冥にとって安心できる存在だったんでしょう
彼岸病棟をプレイしていたので冥に映る世界がどんなにか辛いものかは分かってたので安易に生きててほしいとはいいがたいですが秋斗と二人ならばまだ幸いが残されているのではと願わざるを得ません
素晴らしい作品をありがとうございました!
死の間際の、時が止まった世界でふたりだけになった少年達の話。
ドットのグラフィックが立ち絵もキャラチップも可愛かったです。
特に笑顔の冥くんが好きです。
物寂しい音楽の中で、止まった人々の横をふたりで歩くのは
何だか寂しいような、けれどどこか幸せのような気がしました。
それぞれに生き辛さを抱えるふたりの関係がどこまでも真っすぐでどこまでも歪で、
明るく振る舞う冥くんの姿が痛々しく苦しかったです。
※以下ネタバレを含みます
冥の夢エンドが、彼の見える世界があまりにも苦しくて、
それでも秋斗くんだけははっきりと見えたんだなあというのが印象深かったです。
あの口調になった理由や自分を殺さなきゃと思った理由がとても辛かったです。
そして、秋斗くんの前であえて飛び込んだ冥くんの心情があまりにも愛しかったです。
それぞれの夢エンドでお互い通じ合ってはいないのに、
幸せになったり恨んだりしていたのが物哀しかったです。
トゥルーエンドでは、どこまでもふたりで"幸せ"を目指す彼らの関係が
何だか羨ましくなってしまいました。
とはいえ、どうしても「生きる」という方向で
幸せになる彼らの姿が見たいと願ってしまいますね。
心の奥に沈んでいくような、印象に残る作品でした。
ありがとうございました!
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