三十六計逃げるに如かず
詰将棋型の第二弾。遺跡探索に向かったご主人とペットのワンワンたちが再び登場。不思議な世界で小さい冒険が始まります
※以下多少ネタバレがあるかもしれません
不要な戦闘は避けるに限るという、兵法の基礎を学ぶ事が出来るのが魅力です。兎角戦ってしまいがちな数多のゲーム世界ですが、彼らも生きてる以上死ぬのは基本的に嫌いますしね。それでも戦う時は来るわけで、そんな時は計略を駆使して力を削いだりコチラを有利に導いたりすると良いでしょう。まぁ良くても運で死ぬ時は死ぬんですけどね!!いやあ今作も難しくて歯ごたえがあって楽しいです!!残りHPが見えるのもまた悔しさと興奮さ、そして冷静さを左右させるよい点でした。
ストーリーの方は、前作からの世界観を引き継いでおり、シリアスさが垣間見える。描写が少ないため、何かしらそういう役割を増やすと良いかもしれません。しかしそれをやるとテンポが悪くなるのも事実。この作品はこの作品でコンパクトに纏まっているので、このままが一番良いかなと感じました。
避け要素が楽しいRPGでした (ver1.00)
※少しだけ攻略法を含みます。ご注意ください。
シンボルエンカウントの敵にできるだけ接触しないようにして進めていくRPGです。プレイ時間はちょうど1時間でした。
戦闘に関しては、回復手段が戦闘中のみで効果も弱めなため、何回も雑魚戦をしてしまうと体力が保たなくなります。したがって、ゲーム説明文の「避けゲー×コマンド戦闘」の通り、頑張って敵シンボルを避ける必要があります。避けられない場所では戦闘になりますが、攻撃力は充実しているので、あまり考えずに戦っても撃破できる難易度です。
一番白熱したのはゴーレムとの戦いでした。追ってくるゴーレムを撒けるかどうかのタイミングが絶妙で、うまい位置の壁にゴーレムを引っ掛けたりしないと撒けない箇所があります。捕まってしまったらリセットして、試行錯誤していくのが楽しかったです。
捕まるとコマンド戦闘になるわけですが、有効な技を探って覚える必要があって楽しいです。高難易度ながら、少しずつ戦略を進歩させていく面白さがありました。
20回程度死亡(リセット)して、突破までに20分くらいかかりましたが、充実した時間でした。
鷹から逃げるステージも、タイミングがシビアで緊張感がありました。追いつかれても、戦って倒すのも不可能ではないかもしれませんね(1回休ませる技「吠える」がうまく決まって、敵の残りHP300くらいまでは削れました)。ノーヒントでの分かれ道は少し理不尽に思う人もいるかなぁとも思いましたが、長く続くわけではなく、それほど問題にはならないでしょう。
それ以外のステージは1~2回の死亡で突破できました。ボス戦も初見で十分対処できる難易度でした。
ストーリーは、前作に加えて人間側の視点が入ってきて、より対立構造がはっきりしてきたなぁと思いました。虐げられている人に心を痛めて行動を起こす気持ちが個人的に共感できました(敵側ですが)。
避けゲーとしての難易度は高いですが、戦って倒すという選択肢もあるため、様々な攻略法ができるゲームだと感じました。理不尽に難しいのではなく順当に難易度が高いので、プレイしごたえがありました。
(私は未プレイですが)ストーリー中心に楽しめるバージョンも、別ゲームとしてあるようです。難しいのはイヤだなという方はそちらをお試しになるのもいいでしょう。
皆様ぜひ挑戦してみてください。ありがとうございました。
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