素敵な物語です。
初見の方へまずお伝えしないと、と思うのが
前作をやった方がいろいろわかります、ということでしょうか。
以下、逐条的に並べます。
ストーリー・・・・大筋のラインについてですが、いわゆる王道、でも、「おれTUEEE」系ではなく、きちんと仲間がいる意味と価値のある、ちゃんとしたパーティモノになっています。
脚本・・・各所の会話劇についてですが、胃もたれするほどノベルゲームにもなっておらず、作者の愛がノイズになるほどでもなくキャラクターの個性も楽しめます(できればもう少し分散すると、「あ、こんな場面ではこういうこと言うんだ」など、あの人とあの人のカラミでその話題に触れるかぁ、となれるのですが)
戦闘・・・ごちゃごちゃとしてないです!とてもシンプルなため、タクティクス要素をお求めならちょと単調に感じるかもしれませんが、私は脚本重視なのでサクサクできてよかったです。
サブストーリー・・・依頼解決モノですが、これもほぼ難なく踏破できる仕様になっています。私はできませんでしたが、宝物などには「わかりやすさ」が演出されているのでかなりRPG初心者寄りの優しい(易しいでもありますが)設定になっています。
ここからは作者さまへのメッセージとなります。ネタバレもあるいは、という段なので
プレイされる方はこの辺りで。
まず、すんごく絵をがんばってらっしゃった点、うれしく思います。
絵ぇなんて描けば描いた分だけ勝手に成長するものなので拙さはまったく考えなくていいと思います。
ただ!
ふ。
「だいぶ伏線引いたなぁ」
が
正直な感想です。
前回、本作と、「ダストーレ」という「悪役」に依拠してしまっていますが
作者さまの感性であればいくらかやりようはあったかな、と。
全然悪い品質ではありません。
はっきりと、次が見たいと思える作りになっているのですが、
「地図」で、
行けない場所を提示してしまうのは・・・あるいは行けたのかな。
名詞は、小説においてですが、名詞ができたこと、確定したこと、は、
「そこへ続く」「それが何かする」を示唆します。
安いラノベのプロット頼りより、クライマックスから逆算するミステリ系の脚本にシフトされれば
ストーリーという大枠をより意味ある会話と無駄を削いだタイトな作りに仕上げられると思います。
泣くところは泣きました。
文才は持ってらっしゃるので、ぜひ、
次回作は「裏設定全開」ではなく、こちらに想像する余白をいただければと思います。
便利屋は戦闘員ではありません。
もちろん戦闘はしないといけないのがRPGなのですが、
何か奇策を、(といってここでアイデアを出すとパクリだなんだとうるさいので書きませんが)
トコくん「だからこそ」を、
「機械に強い」から、「物事の成り立ち(システム)に強い」と、シフトチェンジできたら、と
空想して止みません。ふふ。
あっという間にプレイしました
王道だけど短編程度のゲームで遊びたいと思い前作をプレイしたら夢中になってしまい続けてこちらの2も遊びました。
ゲーム上手くない自分でもちょっと手ごたえなさすぎる…と感じたくらいなので難易度もう少し上げてもいいかもしれません。特にレベル上げをしたわけでもないのにボス戦ですらあっさり終わってしまいました。
でもストーリー重視ということで大きな不満なく進めることができました。
楽しくプレイしました。ありがとうございました。
王道が好きならおススメです
できれば前作をプレイすると流れがわかりやすいです。。
それに比べて今回の作品は前作と比べると内容としてはかなり進化しています。
ストーリーの流れもよく、前作をクリア後ついつい勢いでエンディングまで一気にプレイしてしまいました。
また一部ポイントで追加されるCGも作品を盛り上げてくれます。
ただ少し残念なのは戦闘が以前よりハードになった分、前作と比べてテンポは悪くなった気がします。
しかし、そこまでハードではないので(前作もそうですがラスボスは少しハードです)苦手な人はレベル上げをしていけば問題はないかと思います。
後、レベル上げを余りせずにプレイすると中盤あたりから装備切り替えの金が乏しくなるのでそこは要注意かと。
(換金アイテムはありますが、中盤迄はそれで何とかなりますが、終盤は殆どでなくなるので厳しくなります)
最後に王道好きは一度プレイをおススメします。
時間のあるかたは是非前作からプレイを!!
この世界の大人はかっこいい(例のキャラ含め
前作未プレイです。
クリアまで7時間ほどかかりましたがサクサク進められるのであまり気になりませんでした。
戦闘も簡単に逃げられるので面倒くさがりな自分としてはよかったです。
程よいバランスで詰まることはありませんでした
本棚にさりげなく冒険記なるものがあり世界観の構築に一役かってます。
やりこみ要素として冒険記集めとしてゲームに落とし込んでるのもよい。
周りのキャラが個性豊かなせいか
最初主人公のトコがキャラ的に薄味なのでどうなのかと思いましたが進めていくうちに
トコが主人公である意味が分かります。
終わってみたら題名通りトコの冒険だったなと・・・
エンディングのボーカル曲もよかったです
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