3人のヒロインの話がよかったです
はじめましてプレイ動画をだしてるレイスと申します。
自分も3人のENDを見て思ったことは、どれもいい話だと思いました。プレイしてても色気シーンも使ったりと
市販のゲームに匹敵するぐらいいいシーンがありましたね。
好感度の上がり具合もEND回収に随分親切でした
続編があればぜひプレイします!
リナリアの花言葉通り、7日間でヒロインの「想いに気づく」恋愛ゲーム。
クリア時間 28分 (花梨ED1)
+21分 (花梨ED2)
+1時間34分(瑠衣ED1→2→???ED→心菜ED1→ノーマル→心菜ED2)
※各ヒロインエンドについて、本レビューの表記上、
想いが低い方のEDを1、高い方を2としている。
高校二年生の五月、恋愛に興味のなかった主人公が
少女との出会いをきっかけに、周囲の女子3人に
視野を広げて7日間コミュニケーションをとる短編恋愛ADV。
本作は大まかに分けて、平日の4日間と、休日とエンドの3日間の2つに二分できる。
平日の4日間は登校、昼休み、放課後の3パートに分かれており
登校と放課後はヒロインが出てくる共通イベント、
昼休みだけ、どこにいくかの選択でどのヒロインと過ごすか決める
個別イベントになっている。
平日のイベントのプレイヤーの選択次第で、
休日とエンドの3日間のイベントがだいたい決まるというのが
全体の流れになる。
本作は主人公からヒロインへの想いを上げることによって
結末が変わるのだが、どの選択肢に想いの変動値が書かれているので
ヒロインとの会話ではあまり悩むことはないだろう。
ただし、昼休みの個別イベントで、どこに行けば誰に会えるのかは
初見では分からないようになっているため、
場所に対応する人物は把握する必要はある。
また、一部選択肢において、想いの変動値がない選択肢でも
その後に会話が続いて、前の選択肢よりも想いの上昇値が高い選択肢が
出てくる場合もあるので、
セーブロードや周回する際に試行錯誤してみると楽しめると思う。
エンドは最も想いが高いヒロインが選ばれ、
そこで想いが規定値よりも高いか低いかでさらに2パターンに分岐する。
想いが高いED2には
4日間ずっと同じヒロインの個別イベントを発生させて
想いが上がる選択をしていき、そのヒロインのことを日記に書き続けば
入れるので、場所に対応する人物さえ把握できれば
比較的簡単にできると思う。
どのヒロインも想いが高くない場合は、ノーマルエンドとなり
休日のイベント以降が発生しないでゲームがそのまま終わる。
ただし、4日目登校時の瑠衣の選択肢で「むしろ男の方が…」を
選んだ場合は、そこから???エンドへ突入する。
男同士の帰り道、主人公の意外な好みが分かる……とだけ書いておく。
ちなみに、本作全員の想いを上手く調整して
50以上にすることはできるものの(花梨52、心菜52、瑠衣51)
その場合は花梨のイベントが優先して選ばれるようなので
ハーレムエンド的なものはない。
シナリオ面についてヒロインも二分できて
花梨、心菜の二人が表ヒロイン、
この二人とは毛色の違うシナリオが展開される瑠衣が裏ヒロインにあたり、
おそらくヒロインの攻略推奨順は
花梨→心菜(この二人は逆でもいいけど)→→→瑠衣だと思う。
表ヒロイン二人は過去に主人公と何か出来事があって
主人公を意識するきっかけがあったヒロインで、
本作のコンセプトとしては、彼女たちの想いに
主人公が気づくシナリオになる。
花梨は、真面目で優しくて大人しい、一見、高嶺の花タイプのヒロインなんだけど
図書室のうたた寝を見たり、屋上での自分の校則違反をこっそり教えたり
実は、いろんな人に見られているような高嶺の花じゃないというのを
示唆するイベントが多め。主人公が一度、ほかの男と彼女が話しているのを
見かけて、彼女から距離を置くイベントがあるのも高嶺の花ならではのイベント。
ただ、個人的には、メガネかけてるほうが可愛いように思う。
心菜はツンツン系妹分、学校では関わりがあるのを話さないで、
自分に話しかけないでとツンとしているものの、
彼女の癖からウソを見抜くイベントもある。
妹系とか夫婦になるとか、主人公の家族の話題もあがるなど
彼女のイベントは家族がテーマになっている印象もある。
この二人は、ギャルゲのオーソドックスなヒロインなので
比較的、シナリオ的に淡い印象がある。
裏ヒロイン瑠衣、人懐っこくて明るくて人気者なイメージが強かったのだけど
土曜あたりのイベントから雲行きが怪しくなってくる。
(伏線自体は一日目にもある)ED1とED2で休日のイベント、行く場所は
同じだけども、発生するイベントの会話内容は大きく異なる。
ED1は仮にそうしているような、あるいは遊びのような関係で
ED2はもう少し真剣な感じで、エンドによるルートの違いは
彼女のワンピースに対する態度にも象徴されている。
彼女の置かれている状況はちょっと複雑で
それゆえに主人公のことは別にそこまで好きではない、
想いパラメータというのは主人公からヒロインに対するものだけど
彼女だけは、ヒロインから主人公に対する想いも兼ねていて
それを結末でお互いに自覚する、というのが
本作がやりたかったコンセプトのような印象がある。
このED2に至る主人公がクレーンゲームや
こんな複雑な状況を理解したうえで告白するなど
カッコいい場面が多くあるのと
瑠衣自身も、明るいキャラからのこういう事情や
それを語るときの少しうっとりとしたような彼女の表情を
魅力的に感じた人は多いのではないだろうか?
胸を当ててきたり、親いないアピールもしてたりで
色気もあって、彼女関連のイベントは一番本作の見どころに思う。
※どう複雑かというと。(ネタバレ度が高いのでここでは割愛)
プレイ時間も30分と短く、想いの変動値が表示されるので
さくっとプレイするのに向いている一方で
あるヒロインのシナリオではなかなかに複雑な事情が展開される
濃厚な面も持ち合わせる一作。
親切設計なので、今まで恋愛ゲーに興味がなかった人でも
この主人公のように視野を広げてプレイしてみると
深みまで楽しめる可能性を秘めていて
本作は恋愛ゲー初心者向けに勧められる一作だろう。
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