なりゆきで浄霊士になっちまった、そんなんでこの先やっていけるのか、でも気にする事は無い！・・・成せばなる成さねばならぬ何事も！

雑な姉貴と何を考えてるのか分からない妹の初体験浄霊士二人と、その他がもろもろが繰り広げる、ドタバタ長中編RPGって感じですな。

すずむらさん特有のほのぼのまったりなシュール系ギャグストーリー、でも、所々にシリアスな部分も垣間見れるといったところでしょうか。
終盤の展開は、ある意味すずむらさんらしいというか、変に物語を壮大にさせず、あくまでもゆるゆるな雰囲気を崩さず、最後までノリツッコミと和みを感じさせるノリでありますたとさ。
でも、終盤からの超展開を期待してたので、意外と平凡な終わり方だったのは物足りない気も。

毎度の事ながら、キャラ達が色々といい味出しておりますな。
あまり詳しくは語りませんが、主人公のなりたて浄霊姉妹とか、途中で仲間になる人とか、ライバル的なトリオ達とか、味付けが絶妙といいますか、相当な魅力を発してるのではないでしょうか。
主役的ポジションにいるアオイさんが、ほぼ無口で、存在感が姉のアカネさんに大幅に吸われてるのは、何か深い趣旨でもあるのでしょうか？ （主人公の性格はプレイヤーの想像任せという事かな）
あと、絵柄がかわゆす・・・メインキャラはもちろん、その辺の雑魚にも絵が用意されてるのは細かいなぁ、と歓心す。

すずむらさん作としては珍しくエンカウント戦闘が存在しますが、全体的な戦闘難度は低め、ボス戦ではアドバイスもくれるので、万人向けなバランスではないでしょうか。
全体的にあまりレベルが上がらず、パーティや装備品とかはほぼ固定な為、戦闘の自由度はあまり高いとはいえませんが、複雑さを極力を廃した、すんなり戦闘に没頭できるはお手軽さは嬉しいところ。
シンボルエンカウント制なのは余計な戦闘を避けられるという意味では便利ですが、別の障害が発生しているのが気になりました。

具体的には
○戦闘終了後に無敵時間（エンカウントしない）が発生するのだが、それ故に経験値や金を稼ぎたい時にはすぐ戦闘できない。
○無敵時間はあるものの、敵チップそのものはすり抜けられないので、敵に囲まれると、結局は時間を消費する上にエンカウントするハメに。 （特に迷いの森等、敵チップが異常に多く設置されてるダンジョンはこれに遭遇しやすい）

派手さや目新しさは少ないですが、誰でもすぐに入れる間合いの広さと、丁寧な作りでボリュームもあり、最後まで飽きずにプレイできる完成度の高さ・・・こういうRPGに出会える事は決して多くないと思うのですよ。

ちなみに、スタンプ集めは40個中30個コンプ・・・ちなみにヒント見ずの自力です。

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絵とタイトルでプレー考える人もいるのではないでしょうか？
登場人物がちょっと不真面目(ギャグっぽい)で王道からは外れますが丁寧な作りをしたＲＰＧでした。

テンポよく進んで面白かったです。
敵は適度に強く、敵を倒せばお金には困らず、回復ポイントはいい場所にあります。
敵も避けて通ることができるのである程度レベルを上げてて
(20、21ラスボスで余裕でした、隠しボスも攻略できました)、
もう戦いたくないと思ったら避けてサクサク進むこともできます。

スタンプ集めという名のコイン集めイベントがあるのですが
面倒な人にはヒントがあるのでちゃっちゃとヒント貰っちゃいましょう。
あとりーどみーはちゃんと読みましょう。

ただ何故か途中から絵がちびまるこちゃんキャラに見えて倒すのがちょっと苦痛でした。
特にスライムで回復使ってくる彼がさくら父に見えてならなかったです。

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【完全版初公開ver.のミミックのバグ】
『ミミル町からイットル村の間にある強いミミック』ですが、あれを倒すと主人公の歩行グラフィックが見えなくなるようです。
今のところ解決策がなく最初からやり直すことになってしまいましたので、修正前のバージョンをプレーされる際には気をつけてください。


ゲーム自体はとても楽しんでプレーしています。
現在途中までしか進んでいませんが、

●戦闘難易度は高くないので、苦手な方も大丈夫だと思われます。敵の自作キャラグラが可愛いですよ。

●フィールドがなく、町と町の間に必ず敵ゾーン（森とか）があり最初は面倒ですが、そのうち仲間がテレポートを使えるようになります。

●話の本筋とは別に、スタンプ収集イベントがあり、なかなか凝っています。そこそこやりこみ型の方ならば、いつのまにかハマってること請け合いです。

会話もいいし、キャラも可愛らしくて好感が持てます。
最後ちょろっと（？）マルチエンディングらしいので、頑張って二つ見届けたいと思います。

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