今作も！本当に！！とても面白かったです！！！前作以上に表情豊かで差分もたくさんある立ち絵、BGMはどれもそのキャラ・その場面にぴったりと合っていてシナリオをより盛り上げていて、SEもその場面の臨場感を引き立て、さらに不穏な場面では無音が効いていて、日常的なやりとりも動きのある派手なシーンもそれに合った演出がなされた最高の見るゲでした。

今まで『ナントカ三術将』無印、2、2.5と展開してきて、無印では三人が三術将として歩き始める過程を、2ではクーも加えてさらに結束が強くなり、2.5でも新しいエレメントやジーンの新たな一面、みんなとの思い出などを描きつつ、それらを経ての3は今までの作品のまさに集大成でした。前に三作も出ていてまだこんなに魅力的な姿を見せてくれるのか、と驚きましたし、むしろこれまでがあったからこその「今」というコトで、みんなのパワーアップした姿、そして新キャラの活躍を存分に見られて最高に楽しかったです。

メインシナリオの良さはもちろん、「外出」や研究室の模様替えなど、楽しい要素がたくさんあって嬉しかったです。主人公であるジーンの独り言や仲間達の話が聞ける「外出」は、みんなの普段の様子が見られて楽しく、またメインシナリオが深刻さを増していく中では、外出するコトでほっと一息つけました。研究室の模様替えでは、自分の好きなインテリアを置いた研究室にクーがいるのを見て癒されていました。ほかにも、エレメントライブラリやキャラ名鑑、サブエピソードなど、色々なところでこの世界の、ここで生きるキャラクター達のコトが知れて本当にありがたく、どれも楽しく読ませていただきました。さらにサブエピソードは、2で登場したキャラのその後や、メインシナリオとの繋がりが見えるモノ、シリアスからコメディまで内容が充実していて、どれもとても見応えがありました。 また、メインシナリオをチャプターごとに見返せる回想を実装してくださったのも本当にとてもありがたかったです。





・以下ネタバレありの感想なのでクリア後推奨
今作は今までも重要な要素だった「色」に特にスポットが当てられて、魔族という存在と不可分な「色」について深く知れたのが嬉しく、また謎に包まれていたメアトちゃんの過去がついに明かされ、それによって一作目から伏線が張られていたのだというコトに気付きとても驚きました。序盤では、特にジーンとクー、メアトちゃんの、お互いを大切に思い、信頼しているのが伝わってくるやりとりに、またその後も様々な場面で三術将が互いを思い合うやりとりが見られて、温かい気持ちになりました。

そして、その信頼を逆手にとったレベータの策略の数々にはハラハラすると同時に、レベータというキャラの性格や手強さがよく分かって、どうなってしまうんだ…！と何度も思い、先が気になる展開に引き込まれました。新キャラのユニさんも、初めは刺々しい態度だったり、途中不穏な面を見せるシーンもあり、敵か味方かと不安と緊張の中で動向を見守っていました。その後は仲間として共闘したユニさんの、ユニさん独自の術を活かした戦い方には興奮しっぱなしでした。あと、ついに魔王様の姿を見るコトができて嬉しかったです。鎧姿も戦うときに着てた衣装もかっこよかったです。

今作は本当に格好良いシーンがありすぎて、チャプター13の操られたユニさん戦を始めとして戦闘シーンが緊迫感ありスピード感あり、動く立ち絵に目が離せなくなり、それぞれの術を駆使した戦い方に感服し、BGMとSEも合わさって、見ている間ずっとハラハラドキドキしていました。

最終章では、お互いに作戦を立て、相手の行動を読み、打てる手を打ち、次々と策と策がぶつかり合う様には手に汗を握りました。そして最高に熱い戦闘シーン！！お互いに出来るコトを把握し、支え合い、窮地に陥っても足りないモノを補い合うコトで立ち向かう、それぞれが悩み、行動し、みんなが諦めずに最後の最後まで考え続けた、その結果として誰一人欠けずにレベータを打倒した、もう、本当に最終章は演出もあいまって熱くて格好良くて心揺さぶられる章でした。

みんなが悩み苦しみ、でもそれを乗り越えて成長し活躍する姿を見るコトができて本っ当に良かったです。制作お疲れさまでした、ありがとうございました！！

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