蛇道は爽快だが、ジャンプアクションとしてはかなり硬派な難易度。
Ver1.21
クリア時間 3時間52分(ED見るまで)
ヘビたちの暮らす国からラミア姫が
恐ろしいドラゴンにさらわれてしまった!
ブルーコーラルスネークの若者「リオフィス」が
妖精たちと力を合わせて姫を助けにいく全7ワールド(+α)のジャンプACT。
本作は片手にキーボード、もう片手でマウスという少し変わった操作システムが特徴で
キーボードの左右キーで移動、上キーでジャンプという基本的なジャンプACTの操作に加えて、
マウスでアイテムや敵をドラッグして捕捉し、捕捉した対象に向けて蛇道という突撃攻撃ができる
システムになっている。
ゲーム開始時に、この操作システムについての説明が入るが
実はキーボード操作部分は、ゲームパッド操作でも動き
ステージ構成、難易度を考えるとゲームパッドの方が良いように正直思う。
蛇道システムは、距離にある程度の制限はあるものの、
左右に移動するよりもかなり素早く移動でき、ジャンプでは届かない場所にも届き、
壁をすり抜けることもできる。それに加えて、捕捉した対象からまた別の敵を捕捉し
次々に移動するといったアクションも要求されるため、
普通にプレイしているだけでも、非常にスピーディーな操作感を味わえる。
妖精を一人連れていくことができ、その連れて行った妖精によって
ライフが増えたり、移動速度が上がったり
蛇道の捕捉できる距離を伸ばしたり、トゲを無効化したりなど
様々な効果がある。主に1つのワールドをクリアするごとに仲間になるので
クリアするごとに新しい妖精に変えるプレイになる印象があるが
時にはほかの妖精を連れて行った方が楽な場面もある。
また、各ステージ中にカードが一枚あり、これを回収した状態でクリアすると
そのステージに登場した敵キャラの解説を見ることができる。
本作の敵キャラは実在する生物をそのまま登場させているのだが
マイナーな生物が紹介されていることもあり、思わぬ勉強になることがある。
ただ難易度としてはACTの中では難しい方になる。
キーボード+マウスの2つを同時に操作すること自体が中々馴染みのないものだが
それ以上に本作はキーボード操作のジャンプアクション部分が難しい。
というのも、操作キャラ自体が蛇道なしだと操作性の慣性が強く制御が難しく
蛇道なしで1マスのブロックをジャンプで飛び移る場面が難しくなってしまっている。
しかもこれがワールド3あたりから頻繁に出てくる地形なのが辛い。
また、かなりシビアなタイミングでキーを操作させる場面があり
例えば6-2、コオリミミズという触ったらプレイヤーを弾くキャラがいるのだが
このキャラに弾かれて速度が上がっているのを利用して
足場のギリギリでジャンプして向こう側に渡る、という操作を要求してくる。
速度が上がっているため、ギリギリでジャンプというのはかなりシビアで
ここで10回くらいミスしても不思議ではなく、しかもこれがステージの中間の直後にある関係で
その後ミスすると、もう一回この操作をやり直さなければならない。
加えて、ラストバトルは蛇道で敵のパーツをなぞるようにして弱点を狙い撃つという
戦いになるのだが、狙い撃てる時間が短く、その時間を過ぎてしまえば攻撃できない。
そのため、攻撃を成功させること自体が難しいボスなのだが、
勝利するためには攻撃を"20回"成功させなければならない。
しかもその弱点が狙えるようになるボスの攻撃が速いのだが
正確にプレイヤーを狙ってくれないこともあって
プレイヤーの避けた移動先を塞ぐように飛んでくることがある。
そのため非常にダメージを受けやすく、こちらのHPは通常時6なので体力差で負けやすい。
演出やらアイデア自体は良いのだが、ただこちらの攻撃が
成功しづらいので強いボスな印象になってしまっているので
(初見ではクリアに1時間かかった)
もう少し攻撃できる時間は長めでも良かった印象だ。
そういう点もあって、難しいジャンプアクションをメインに
サブで蛇道のアクションが楽しめるような設計な印象である。
カードがやり込み的に見えるが、カードを取るのに必要なアクションが
普通にクリアするだけでも要求されてしまうので
単に進めるだけでも難しい、特に一部、死にゲーになっている印象である。
最後まで遊ぶにはACT上級者向けな一作といえる。
なかなか難しいけど
マウスで敵やリンゴやギミックをちょんちょんと
クリックしながら蛇ちゃんがぴょんぴょんする姿は
なかなか可愛くて爽快感もあって楽しいです
面白い!
プレイヤーキャラであるヘビくんの近くにある敵やりんごなどに
マウスクリックでターゲッティングして、ステージ内をどんどん飛び移って進んでいく
ワープアクション型のゲーム。
ワープ距離があまり長くないのでターゲッティングする位置とタイミングが重要で
シンプルな面構成ながらもなかなか遊び応えのあるアクション。
メカニクスもしっかりと作られており、ゲーム全般を包む優しい雰囲気も心地よく
非常に好感の持てる内容でした。楽しかったです。
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