作り込まれた良作
【ネタバレあり】
まずはじめに言いたいのは「とても面白かった!」の一言。
個人的な好みとも合致し、かなりの長編ながら久々に一気にプレイしてしまうくらいにはハマりました。
良い点
・SFC後期からPS初期ないしは中期ぐらいを思わせるゲームデザインをきっちり再現している。
Data2分割は他に見ない仕様で昔のディスク入れ替えを思い出して何だかそれだけで嬉しくなってしまいました。
戦闘曲変わったり、フィールド曲が変化するのも好きです。
・キャラごとの独自スキル、フィールドマップ、やりこみ要素、独自グラ、UIなどなど。
各所がつくりこまれていて、プレイしていて飽きさせない。
・全てとは言いませんが明確な対処法があるボス戦では分かりやすくヒントメッセージがあるのは、
プレイヤーのことをよく考えていると思うつくりで好印象。
・一見グラがしょぼそうに見えて、戦闘ではアニメーションしたり、
メニュー画面で回復したりすると動いたりと細かく作ってあって楽しい。
・街の人の会話が意味がある。
ゲーム的なヒントくれる人、ストーリーを追って変化する人、リライアンスなどであからさまに増える人。
この辺よく作られてると思う。
・熱く、しつこいくらい(褒めてます)の強いメッセージ性を持ったストーリー。某WA、最近ではSAKIMORI語に見られるような勢いある会話テキストもいいと思います。キャラクターごとの掘り下げもキチンとしており、キミ、ジン、アスラとか最初こいつらどうなんだと思ったら、最後には皆好きになってました。
・戦闘にバフ・デバフの要素がかなり少ないこと。昨今家庭用でもフリーでも、ステータスの強化弱体をゲームバランスとして半ば強要してくるゲームが多い中、バランス崩壊につながらず良い調整。(おまけキャラの最強装備は除くw)
・やりこみ要素が多いものの1周目で基本的にフルコンプできる。
取り返しのつかない要素が少なく(おそらくクライマックスドライブ稼ぎのボスも追加されているので)
たまにある「取り返しのつかない要素」「2周目からじゃないと遊べない要素」など多分ない
ものぐさの人間には嬉しい限り
・2周目引き継ぎがあり、引き継ぎ要素が選択できる。
まぁクリア直後に2周目は流石にキツイにしてもこういう要素があるのは嬉しいし
細かく引き継ぎ要素を設定できるのも良い。レベル1で最強装備でーといった自由なプレイングができる
悪い点
・テキストに誤字、誤用が多い。フリーゲームなら敢えてそうしているというところもまぁあるのですが、
流石に「やって見る」とかは違うんじゃないかなーと。
誤字ぐらいなまだしも、南東と表記すべきところがちょいちょい南西になってる気が
・冗長気味のダンジョンが多い。全体的にダンジョンが無駄に広く作られている印象を受け、
きっちり探索するのが後半面倒な時が。天輪は正直苦行でした…。
・キャラごとのイベントの比重。
難癖になってしまいますが、アスラやトーマに比べドーゲンやピッツのイベントの少なさよ…
・面白くなるまでが長い。ストーリーや武器開発、PSYやスキルを駆使した戦闘など、その辺で面白さを感じられるまでがちょっと長い。キャラ描写が濃くなるのも、最大MPと消費MPの関係からスキルなど連発できるのも中盤以降なので、最初退屈と感じる人が多いかも。
悪い点もあげましたが、最初に書いたようにとても面白いゲームで基本的に最初から最後まで楽しめました。
フリーゲームながら、素晴らしいRPGを遊ばせてくれてありがとう、と作者様に感謝と敬意を。
また余談になりますが、
作者様の1作目もプレイしていて、そのためあの人の正体(ピッツのイベントを見るまで気づきませんでしたがw)には驚かされるやら嬉しいやら。次回作も製作中らしいですが、こういうお遊びをまた入れてくれると嬉しいかもですw
良作の長編RPGです
じっくりプレイしたい方におすすめの長編です。
一見ヒロインに対して何となくプレイヤー置いてけぼり感がありつつも、手抜きのない演出と
不思議と魅力があるストーリーで面白かったです!システムも丁寧に作られてると思いました。
物語はおよそ終盤に差し掛かってる程度まで進めていたのですが
不慮のPCリカバリでデータがなくなってしまい
再度そこまで育成進行は無理でリタイアですが、面白かったです。
超大作
ネタバレを含みます。
かなりじっくりプレイで、148時間でクリア。基本的に面白いゲームだと思います。
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〇良い点
・Dataフォルダが2つに分かれてるくらいの超ボリューム。プレステ時代の、ディスクが複数枚あるゲームを思い出します。
・ツクール臭をほとんど感じさせないオリジナリティ。システムからキャラクター、敵グラフィックに至るまで、かなりの部分が自作。
・戦闘速度アップ、行動順の可視化、オートコマンドなどの利便性。
・戦闘中のパーティ入れ替え可能、装備変更可能、行動順変更可能なのは、戦術性があって良い。
・飛空艇関連。森でも乗り降りできる、全体マップからオートパイロットで移動化などの利便性。
・公式サイトに詳細な攻略情報があること。
・ラビッシが店売りされるようになるなど、verアップに伴って、プレイヤーの要望(多分)を受け入れ、ゲームの質が上がっていること。
・町のモブ一人一人にまで、きっちりとしたセリフが用意されている。こういうところを疎かにしないあたりが、凡百のゲームとは一線を画している。
・アイテム画面でサブキーを押すと、ほぼ全てのアイテムに詳細な説明文が用意されている。よくぞここまで。
・キャラに個性と魅力がある。賛否わかれるキャラもいるかもしれないが、それぞれに納得のいく背景があり、説得力がある。バッシュはダークヒーローというか、ダーティヒーローというか。別に気にはならないかな。
・シナリオも結構好きかな。おかしな点や、幼稚な展開、矛盾などは見当たらず。盛り上げ方も上手い。
・引継ぎ周回プレイがある(超重要)。欲しいものは軒並み引き継げる気前の良さに乾杯(この辺、ケチ臭いゲームも少なくない)。
・メニュー画面のキャラグラフィックが、HP量や状態などで細かく変わる。作り込みが半端ない。
・はじめのダンジョンはアレだが、基本、後から行けなくなる箇所は少ない。敵を倒して素材を集めたり、取り逃した貴重な宝をちゃんと後でも回収できるなどの配慮は好印象。
・各ダンジョンごとに仕掛けが用意されており、プレイヤーを飽きさせない工夫がされている。
・スコアとそれに伴うご褒美が嬉しい。トータル戦闘回数は記録しても、勝利回数や逃走回数を記録しないあたりにセンスを感じる。
・魔女達の長い午後を思い出すSE(笑)。
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×悪い点&つっこみ
・全編、誤字脱字だらけなこと(「確率」と「確立」の誤用など)。テキストボリュームが凄まじいので仕方ない面もあるが。
・セーブ箇所が4つしかない! 全然足りない。別フォルダ作ってコピペすればいいけど、面倒なのは否めない。
・ヘダレの森。ミキアの蝶のヒントがわかりづらい。紫の蝶が青に見えるせいで、ミキアの「ア」が赤なのか青なのかわけわかめ。文字に色を付けるような工夫が欲しい。また、紫も追わないと取れない宝があるなど極悪。マッピングしても広く複雑。
・聖堂クァライド。エアーリッパーのヒントがわかりづらい。それっぽい動きをしようとすると柱に引っかかるのはどうかと。
・天輪。近づくと転移する柱がうっとうしい。楽しくない仕掛け。ポート:270などは、転移範囲に踏み込みつつ、転移前に高速で駆け抜けなければいけない箇所があり、凶悪。
・リライアンスの進行が、一部わかりづらい。攻略情報があるからいいけど。
・リライアンスの追加報酬獲得の条件がわかりづらい。「秘密物資を運んで欲しい」などは非常にいいものが手に入るのに、条件が紛らわしい。攻略情報必須なのはいかがなものか。ゲーム中で分かるようにすべき。
・達成済みのリライアンスの並び順はID順でいいよ……。
・「森に消えた、あの仔」ってchapter8で発生するけど、取り掛かれるのはchapter17以降な気が……。行けないよね? エル・デサロ。
・これから何をするのかの目的表示があるといいかも。
・引継ぎ周回があるので、厳密には取り返しのつかない要素はないが、1周目できっちりゲットしようとすると取り返しのつかない要素がいくつかある(クライマックスドライブ回数など)。
・ウルトラナンブって市販品なんだ……バッシュさん、助けない意味がないね(その方がいいけど)。やり直しました。
・一部の、アイテムをちっとも落とさないボス敵。ジェス&アリーチ(2回目)とか、カガセオギアとか。その時点で、ドロップアイテムが店売り品かどうかもわからないし、入手個数が限られてるものはきっちり手に入れておきたくなるのが人のサガ。何十回もボスを倒すのはかなり骨。ボスは必ずアイテムを落とすか、もしくはランダムならどうでもいい消耗品などをドロップに設定すべきだと思う。
・攻略情報にて。キミのスキル、チェインコンボで習得できるのはchapter22以降なら、そうと書いておいてほしかった。それまでに何百回、無駄にチェインコンボを発動させたことか。
・このゲームに限ったことではないが、ゲームスピードが遅い。加速器使って3倍速にしてちょうどいいくらい。
・引継ぎはいいんだけど、シナリオスキップは欲しかったかな。非常に長いゲームだけに。
・好みがわかれるだろうけど、顔グラは欲しかったかも。コンフィグでドット絵と切り替え可能とか、アリだと思います。
・毒や麻痺などが戦闘終了後も続くのは好きじゃない。治すのが面倒なだけ。
・効果音がちょっと大きい。
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♢総評
悪いところもかなり書いたが、非常に力の込められた超大作。
スーファミ、プレステ時代に出てたら、一時代築いたんじゃないかなーくらいの良作。
取り逃し神経質症候群の自分でも、攻略情報のおかげで、まずまず気にせず楽しめたのが良かった。
微妙にプレイ人口少ないっぽいのが残念かな。硬派すぎて若い子には受けにくいのかも。
顔グラとか、会話中の立ち絵とか、そういうのがあるとインパクトが増すのかな。
それはともかく、更にバグ取りなどを進めて安定感が増せば、万人に薦められるゲームだと思います。
長編RPG!
戦闘、シナリオとスタンダードな実直さがありました。
個人的にはワイルドアー〇ズ系列に影響を受けて
作られた作品に思えます。
あのシリーズが好きな方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか?
「評価点」
・戦闘のバランスが良いです。
どちらかと言うと戦闘メインのゲームなので
好きな方はとことん、プレイしていられます。
ストーリーもしっかりしていて、インパクトがあり、
キャラも立っており好感が持てます。
システムも開発関係が面白いです。
素材を集めたりするのがクセになります。
戦闘でキャラが動くのも凝った演出が多く、
プレイヤーを楽しませようとする工夫が見受けられます。
「気になった点」
・移動、戦闘のテンポが遅いです。
開発も序盤は手に入る素材では何も作れないので、
強化以外はしばらくは放置となります。
面白いシステムなのに勿体ない気がしました。
キャラクター関連ですが、自己主張が強いキャラが多く、
何度も私は(俺は)こうなんだぞー!と
キャラ紹介の様な場面が見受けられました。
プレイヤーによっては
クドさを感じるかもしれません(特に主人公)
ああいった描写は1~2回で十分かと思われます。
・感想
私個人としては、かなり好きなPRGです。
バグも見受けられなかったので、
デバッグをしっかりやってる感じがしました。
戦闘面が面白くゲーム自体も冒険している感じがあり、
世界観に引き込まれ楽しむことが出来ました。
プレイさせて頂きありがとうございました。
戦闘中のアクションが激しい
戦闘、キャラがガシガシ動きます。
ただ、カメラがハイスピードで追うのでカメラ酔いが。。。
この部分は変更できないのであきらめました。
戦闘システムは面白いです。
あと、最初のほうにしてはダンジョンが複雑すぎて、かなり面倒でした。
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