文章を選択して物語を読むノベルゲー
文章を選択して物語を読むノベルゲーでした。昔のゲームにありそうだけど、やっぱり無さそうな新しい感じ。
悲恋、不思議、愛情。ときには胸くそ悪いお話も。
才能の豊かさよ
ともかく発想が常人離れしている…とゲームを遊ばせてもらうたび思います。
文章が全て選択肢、しかもそれが全て分岐になっていてEDスチルが一枚一枚違うなんて
思いつくはずもないしもし思いついても作れない…。鬼才だからこそ成せる業。
ストーリーはそれぞれ分岐で全く話が変わってくるのですが、
彼女への愛情を感じる綺麗なエンドが多かったように感じました。
暗くも切なく、でも何だか温かいような不思議なエンドもあって
文章自体は本当に短いのに一つ一つが濃く感じます。
好きなエンドが多くて選べない…!
BGMやモノクロのグラフィック、淡々とした文章で構成されるシナリオ。
ゲームを構築する素材がほぼ全自作ということで
世界観がこれ以上なく統一されている点も素晴らしいです。
すごすぎる…(語彙喪失)
良い掌編
※ネタバレあり
ノベルというか選択肢を選んでいって文章を作る作分ゲー。状況がわかりやすい詩みたいなテンポとまとめ方で、縛りを感じなかったです。
バッドエンドしかないということですが、大体どのエンドも陰鬱というよりは切ない感じでドキツイとかそういう感じではないので勧めやすい作品かと思います。明るくはないですがエンド7みたいにあら綺麗ってなるオチの方が多い印象。個人的な意見ですが、良い意味でそこまで陰鬱には感じなかった。井戸ルートの真実ルートはどれも良かったです。エンド22が一番好きかな。エンド19とか18も好き。20は普通に可愛いと思う。そんな感じでこのルートはどれもお気に入りです。
切なくて可愛げのあるイラストもですが、BGMが自作というのもすごい。作品にも合ってました。とても面白かったです。
死から始まる物語
タイトルの通り、愛する女性を失った男のたどる道を描く掌編ノベル。
ADVとしてとてもユニークな点は、選択肢以外の文章がなく、
プレイヤーが選んだ文章そのものがそのものが物語を綴っていくことだ。
結末に至った時、プレイヤーが選んだ文章が順番に並べられ物語が示される。
選択肢に正解や不正解はない。ただ「文章を選ぶ」というプロセスを経ることで、
プレイヤー自身が物語を作っているかのような不思議な感覚を得られる。
枝分かれする物語は、悲しい結末やホラー風味、人間の狂気を示すものなど
様々なバリエーションに富んでいるが、ギャグなどはなく暗い雰囲気は一貫している。
もちろん、スタート地点である「彼女は死んだ。」という事実を変えることはできず、
プレイヤーはゲームを続ける限り、彼女を失った彼の様々な顛末を体験していくことになる。
一つの結末を迎える度に、最初の地点に戻される。
この堂々巡りが、暗い考えに囚われた時の思考を臨場感を持って描いているようで唸らされる。
あるいはループする無間地獄か。
ここで鳴り始めるこの作品のただ一つのBGMがまた、
もの悲しさと不気味さを併せ持った響きでリフレインして、陰鬱な気分へプレイヤーを誘うのだ。
一回のプレイでの本文はせいぜい200字、ゲーム全体を通しても文章はごく短いものながら、
このループする仕掛けでものすごく引き込まれる世界を持った作品である。
陰鬱な気分に浸りたくなった時には是非にとおすすめしたいが、
手軽な割に繰り返しプレイでプレイヤーの精神に与えるインパクトは大きいので注意されたい。
作者様がなんでもできて凄い!
BGM自作 絵も自作 ひぇ〜目が飛び出ます 選択肢とか選ぶの好きなのでこういうゲームドキドキしました!! モノクロで雰囲気に凄い品があって好きです!!音楽が頭に残ります!ゲームをプレイさせていただいてありがとうございました!わがままを言わせていただけるなら とった選択肢がわかるようにしてほしいなぁ……なんて思ってます 駄目だったスルーしてください!
タイトルすら、選択肢である意味
普段はED数が多すぎるゲームは「うわ分岐めっちゃ面倒臭そう……」と
思ってしまいプレイしないのですが、このゲームは大丈夫でした。
というか「選択肢が文章」なのです。なので選ぶだけで地の文も台詞も殆ど無く、
ストレスも無くサックサクED回収出来ました。本当にストレスフリーだった。
この短気な私が周回楽勝でした。だって選択肢以外に文章が有りませんでしたからね!
画期的! 其れでもきちんと話が繋がっていたので、中身がスカスカという事も有りません。
色んな味の小さな飴の詰め合わせみたいな、似てはいるけど飽きない工夫のされたゲームでした。
あとBGMが自作で凄い。絵も当然の様に自作で凄い。こんなに短いのにED数分の絵が有る。
つまり22枚ある。凄い(語彙が足りてない)。
ここからネタバレです。
選択肢が文章になるという発想が良いし、何よりBGMいいなーと思っていたら自作だった。
意味が分からない(大褒め)。タイトル画面の「俺」がめっちゃイケメンですね。
彼の行動の全てが切ない系だったり猟奇系だったりして、好みでした。
個人的に井戸で悪霊で殺しまくって彼女に止めてと言われたけど止めないよ!
っていったら彼女が笑ったエンドが好きです。一途な狂人大好き。
愛が深くて重い男は良いものだ。井戸と墓場だと背景が違う感じがしました……考察楽しい。
墓場だと彼女にも何か問題が有ったっぽい事が仄めかされていて、
彼自身もDV気質っぽい部分が見受けられますね……。
あ。私は最初速攻で骨を持ち帰って食べました。当たり前だよなぁ?
宝石に加工して身に付けて生きていくエンドは綺麗に見えて、最後の台詞がね……しんどいね……。
これだけ短くてサックサク終わるのに絵が沢山で凄い(頭の悪い感想)。
一番最初に辿り着いたのは井戸の底で死体とお友達EDでした。
ぐったりしている彼が可愛い(トキメキポイント)。
どのルートを選んでも薄暗くてとても良かったです。
いやー私は大好きなんですよこういう空気感のゲーム……。
彼女は死んだ。俺は、はBGMがめっちゃくちゃ作品と合ってて
「とととさんBGMのチョイス天才的やん……」
とか思っていたら自作だったので鼻水吹きました。
そりゃあ作品と合うに決まってるな!? 作った本人が作ったBGMだもんな!?
正に全部俺じゃないですか……どれだけスペック高いんですか……。
もう本当に好みの要素しか無いゲームでした……俺君と彼女さんに幸有れ……!
ほの暗い哀愁ただようダークなノベル
※ネタバレあります注意
とととさんの新作&サクサクできる掌編だったので早速プレイ。
モノクロの画面がメランコリーな感じで
世界観や雰囲気がとても良かった。
選択肢をそのままつむいだ言葉がエンディングになるというのも斬新でスイスイクリアできる所やcg集がついてるところも素敵。
個人的に十字架に磔にされて後ろで彼女が泣いてるイラストと井戸の底で手を繋いでる二人のイラストと翼が生えてる彼女の後ろ姿の絵がすきです。
恋人が死んでから始まるこのストーリーは陰鬱としてるけどそれでも、せつなくてよいエンドもありました。
一番すきなエンドは恋人の骨を持ち帰って宝石にして身に付けるエンド。ロマンチックだなぁ~!とか。
怨霊になって殺しまくるエンドはつらい。。
やや不思議な感じで厳格さとダークさがたまらないBGM(なんだか森の中にある退廃的な洋館や廃墟の美術館とかの音楽にとても合いそう)もモノクロのイラストと合わさってすごく良いなと思ったらまさかの自作....!?驚きました....。
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