回復アイテムのご利用は計画的に
※ネタバレを含みます。
Ver.1.00でプレイ。
半リアルタイムのアクションアドベンチャーで、謎の土地で目覚めた主人公が脱出を目指す
導入からの謎と波乱に満ちた逃走劇が楽しめました。
使用ツールの仕様的にやや古さを感じさせる印象はありましたが、薄暗い世界観と数々の
謎に加え、一定周期で襲い来る脅威や追手からのスリルある逃走イベント等、非常に丁寧かつ
力の入ったシナリオやイベントで、結末に謎を残しつつも存分に作品世界を堪能できました。
ゲームはオーソドックスな探索ゲームスタイルにおよそ一定間隔で訪れるダメージイベント
からの回避やアイテム数の管理といった要素が加わり、強い緊張の中で高い観察力が要求される
歯応えあるゲーム性になっています。
謎解きは簡単な推察やナンバーロック解除程度しかないものの、きちんと確認しないと解けない仕様に
なっていたり、進める場所の判別や、残り時間やアイテム数と相談しつつの探索作業に結構頭を使います。
特にセーブと死亡回避に同じコストが必要で、プレイの仕方によっては詰む可能性もあり
先の見えない中どれだけアイテムを使っていいものかと常に不安感のある中プレイするという
感覚はなかなか疲れましたが、8時間強程掛かって何とかクリアまで辿り着けました。
解明されない謎が多くストーリー的に物足りなさを感じたり一部エリアで難易度が厳しく感じる人もいる
とは思いますが、世界観やゲーム性は独自のアイデアを取り入れた見所のある点も多く、丁寧な作りで
完成度も高いので、今後のシリーズ展開にも期待しています。
※余談
ただ、まさかの二周構成やシリーズ序章的な作品だったと知った時には、かなりの労力と時間を費やした
だけに思わず絶句したという事は伝えておきますね(苦笑)
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