[評価] 哀愁のトラブルメーカー
現代の裏世界で起こる、シュール、ダークかつコミカルな路線で描く、短編ストーリーって感じやね。
社会に嫌気が差した、しがない駄菓子メーカーの中年リーマンと、何故か捨てる事のできない銃で誰かを撃たないといけないハメになってしまった少女の、奇妙な出会い、そしてトラブルって設定が、なんか惹かれまする。
何かと美化されやすい表世界とは違い、欲望と絶望が渦巻く裏世界が舞台というだけあって、やけにリアル趣向の(主にバイオレンスな)過激描写が多いので、アダルト層以外のプレイヤーには毒かもしれんすな。 (視覚的な過激描写はほとんど無いが)
リーマンさんの不器用で大雑把だけど、困ってる人を放ってはおかない優しさに惚れた、あと、がさつに接するも、汚れや非道になりきれない、純なヒロインのツンデレぶりに萌えた。
自分のプレイでは、結局のところ、死神の正体や、彼女が銃を持つまでの経緯等は最後まで語られなかったので、きっと某死ぬノートの死神さんの親戚が気まぐれに彼女をターゲットにしたと勝手に脳内解釈したのですが・・・いいのか、これで?
それと、おまけの裏シナリオはカオスすぎて吹きまくったちゅーねん・・・何もんなんだあのクリーチャーは、みたいな。
マルチエンディング制ではありますが、すぐに選択肢に進むスキップ機能があるので、繰り返しプレイは全く気になりませぬ。
すべてのENDを見るためには選択肢の後に表示される好感度パラメーターを調節しないとならない模様ですが、どの選択肢でどの数値が出るのか、メモっていけば何とか好みのENDを見られるのではないでしょうか。
あと、細かい点として、ギャラリー、エンディングリストなるものは欲しかったであります。
お気軽にアダルティーな世界を堪能したい人は是非足を踏み入れてはいかがDEATHか。
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