この制作者様の作品をプレイする度にこの人の目には世界がどういう風に見えているんだろうといつも興味を引かれます。
「白い小人」、「春を待つ傘」をプレイ済みなのですが、
この両方の作品をより煮詰めたような作品だなぁと思いました。
内容は哲学めいていて、前作同様やっぱりよくわからなくて、
覗いてはいけない深淵を覗くような恐ろしさと、それでもその深淵に落ちるときはひとりではないんだろうという不思議な安心感を内包したような、そんななんとも言いがたい不思議な気持ちでプレイしていました。
フワッとしたその感覚を上手く表現する言葉が見あたらず、ただそのフワッとした曖昧な感じはすごく心に響きました。
多くの人にプレイしてほしいような、だけどやっぱりじぶんひとりでこっそり楽しみたいような、そんな作品です。
制作者様の次回作を心待ちにしています。
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No.37929 - 2017-10-27 18:46:23
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