制作する側の楽しさが味わえる、古典的な会話ボットと遊ぶゲーム
【総評】
タイトルの通り、人工無脳(おしゃべりボット)の朋美ちゃんと話すだけのゲーム。
ゲームをプレイすると言うより、むしろゲームを制作するようプレイ感覚でした。
以下、数十分くらいいじり倒して、無意味な会話をしたり、ちょっとしたスキットを
作るなどして遊んだ後のプレイ感想です。(※ゲームの性質上、ネタバレなし。)
【長所】
・昔なつかしいPC-9800シリーズのBASICのような見た目が、個人的にツボでした!
Windows 95 が登場する以前のPCに触ったことがあるなら、ニヤリとするでしょう。
・深層学習(ディープラーニング)や自然言語理解などの高度な機能はないものの、
ゲームの脚本を作るような楽しさがあるので、ゲームを制作した経験のある人は
ちょっとした暇つぶしになるかと思います。
・標準の日本語環境で出力される文字であれば、英語やロシア語にも対応しています。
(※但し、通常の日本語環境で出力されない文字や記号を使うとバグを吐き出します。
Windows アクセサリの「メモ帳」にてANSIで保存できる文字はOK、出来ないならNG。
例えば、「辯」、「辨」、「辧」なら問題がなくても、中央が「力」の「辦」はバグります。)
【短所】
・前述した通り深層学習や自然言語理解などの機能はないので、話し相手が予想外の
回答をする波乱はほとんどありません。突き詰めれば、同梱の「辞書1.txt」ファイルに
記載された応答だけを繰り返して、それを追加するだけのアルゴリズムとなっています。
(※タイトルに「人工無脳」と明記されていますので、こんな指摘は野暮でしょうが……。)
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