自分だけじゃわからない部分を聞けて、

考えられる所がネットの良い所ですよね。

踏み込んじゃいけないよ、ネットだよと、

気付かせてくれる作品ありがとうございました。

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お互いが気持ちいい共依存の関係を
築けるって本当に稀かなぁ　（；^ω^）

色んな話があったけど
とかく共感の嵐でした

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多くの物語の心情描写は、突き詰めていくと、数個の感情の対立という単純な構造になっているように思うのですが、この物語は、曖昧な絶望と希望が淡々と描写されているように感じました。悪く言えば、結局どうなっているのかよくわからないという見方もできると思います。しかし、私は、そのよくわからなさこそ、引きこもりの少女の複雑な心情をリアルに表現しているように思いました。

曖昧な分、明確な解答は得られません。しかしながら、混沌とした絶望から希望を求めてもがく少女の姿を通じて、自分も勇気を出して歩き出してみよう、そう思わせてもらえる物語であったように思います。

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クリア時間　25分（true)
　　　　　　上記の時間+5分（全END回収）

引きこもりの少女が、自分と分かり合える人間を求めて
3人の人と1人ずつネットでメッセージでやりとりをする短編NOV。

基本的に文章のみで進んでいくゲームで
選択肢が２つあって、そこで間違うとそれぞれのバッドエンドに進む。
主人公の立ち絵と部屋が表示されているだけで
視覚的な変化はそう多くないが、それゆえに文章に集中できるように
なっており、このメッセージだけの変化というのが
ネットらしい雰囲気が出ていて、没入感は高い。

返信が遅いと嫌われたのではないかと思う部分が印象的で
各登場人物が現実では出せないような繊細な面を見せてくれる。
そういった繊細な面を見ても、受け入れてくれる人が多く
BGMのピアノや部屋の薄暗さもあって
全体的にどこか穏やかな印象も受ける。
ネット上の人間を信用してはいけないと作中ではいうものの
この作品に出てくる人物にはそこまで悪い人は出てこない。
（こちらが酷い対応をすれば、酷い目にあうことはあれども）
そのため、どこか現実世界では出せないものを出せる
繊細ゆえの不安感もあるがそれ以上に
安心感もあるような印象である。

分岐自体はあるものの、ネットの向こう側にも人間がいることが
分かっていて、常識的な対応をすれば、
TRUEには容易にたどり着ける。ただ、BADもBADで
ネットでありそうな現象が起こるので、それはそれで見ものである。

個人的に主人公の過去については
かなり予想外な展開で衝撃的だった。
この過去が分かったうえで前半に出てきたとあるフレーズが再登場し
その意味が分かるようになるのは面白いところである。

心理描写に長けたゲームなので
文章から人間の細かい心情を察するのが好きな人向けだが
現代社会に疲れてしまった人にも、
心に響くものがあると思われる一作。

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※ネタバレ含みます


人が普段ひた隠しにしている醜い部分をさらけ出した人間臭い作品に感じました（誉め言葉）
主人公の容姿についても自分の体を売り、整形したという設定にしたことに少し驚きました。
登場する女の子の見た目が可愛いのは内容問わず一般受けしやすいですが、整形した過去があるとなると可愛いキャラに惹かれてプレイしたユーザーにとってマイナスな感情が生まれるからです。
自分にとっては人間味がより色濃く出ておりプラスに感じましたが。
なので「一般受けしにくいがコアな人には好まれる」という作品になったのではないかなと思います。
なんであれプレイしていて新鮮味があり、とても面白かったです。
ありがとうございました。

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主人公は明けない夜の道をひたすら進んでゆくような感じです
何がどう面白かったのか上手く説明できませんがとにかく面白かったです。

で、この作者の凄いところは前作もそうでしたがキャラクターの心情描写本当にリアルに描けるところです。
私は作者がどんな人間で、どんな環境でどんな人生を送ってきたのか…全くもって存じませぬが、クル子はあたかも作者と完全にシンクロしているかのようでした。
とにかくそれぐらいに、作者の経験が強く作品に出ていることでしょう。

クル子や会話をする相手の言葉にも重みがあり、深く心に突き刺さるものがありました。もちろんそれらのセリフというのはどれも共感できるものでした。
「女は何考えてるのか分からなくて怖いし、男はどこでキレるか分からなくて怖い…うんうん、その通りだなぁ！」という感じです。

ネットという広大な海の中で誰もが少なからず感じるふんわりとしたものがこの作品によってみごとに文章化されたという印象です。

この作品の中でネットの住民というのは最初は優しいけど、自分という人間性を出すと途端に嫌う…　といった感じのものが指摘されていました。
これは個人的な解釈ですが人というのは1人の人間とすべてを共有することはないであろうと考えております。
仕事の愚痴ができるとか恋愛の相談ができるとか趣味があるとか、1人の人と1部分だけを共有できる、そういうモノだろうと考えています。



最後に作者もやはり、ポエムや歌詞を書いたりするのでしょうか？
そうであればこのような作品を手掛けられた方のポエムや歌詞はどのようなものか…少し読んで見たいように思います。

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絵柄と題材とレビューを見て惹かれ、プレイをさせて頂きました。

現代社会に実際にある人間心理の複雑さを静かに、ですが凄く
力のある文章でまとめている様は、プレイした人の心にとても
強く残ると思います。

主人公の持つ考え方やそれに至るまでの経緯等は
少しづつ作中に描写されていきますが、とても簡単には説明できない
複雑な要素の組み合わせによって、そこに至るといった過程にとても共感致しました。

この作品には前向きさや素直さをもう一度改めて教えられました。

とても良い作品に出会えました、有難うございました＾＾

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題材の内容はかなり暗めな方向ですが、この主人公にとってはということを考えながらプレイさせて頂きました。

正直驚いています。心を動かされるゲームというのは、自分が若い頃にプレイして以来でした。フリーゲームとしてここまで真を突くゲームも中々珍しいと思いました。

最後になりますが、このゲームの主人公の人生がこれからもっと良くなることを願います。

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ネタバレを含みます

先日全てのエンドを回収しました。
主人公・クル子の境遇が自分と似ており、仄かに親しみを持ちつつプレイさせて頂きました。
ネット上でやり取りする人達の中では三番目の子が特に好きです。
クル子はいつもクル子の傍に居る、だから自分を大切にしてあげてという内容のセリフが最も心に残りました。
ラストに前へと進み始めたクル子の未来が幸せな物であることを願ってやみません。

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パッと見で、ネット上でお手軽に依存相手を求めた少女が、
サイコや化け物を釣り上げて恐ろしい目に会うホラーかと思ったが全然違った。
とても真面目に真っ向から、ネット上の人間関係にはまる人や引きこもりを描いた作品だ。

主人公のクル子やネットで出会う相手の言動には娯楽作品らしい誇張がほとんどなく、
等身大のスケールで生々しい言葉が綴られる。
他のレビュアーの方の意見で、バッドエンドが怖いというものがあったが全くの同意見だ。
普通にネット上で言葉を交わしているだけなのに、
いつ相手の地雷を踏んでしまうかも知れない薄氷を踏む緊張感がある。
とても危なそうな選択肢は選べない。

ホラーゲーム等では即死するような行動も平気でできるのに、
こうなってしまうのは、恐怖をより身近に感じるからか。
一方でこんな感覚も、疑心暗鬼に陥っているだけかも知れず、
そこはネット上で見知らぬ相手と会話する時の心理を上手く表現していると言えるかも知れない。

クル子は単に嫌な事から逃げ続けて引きこもりになったわけではなく、
そうならざるを得なかった相応の事情がある。
立ち絵を見て、こんなに可愛ければいくらでもチヤホヤする男が
現れるんじゃないかと思うかも知れないが、その辺りにも軽くはない事情がある。
気になる人は是非プレイして確かめてみて欲しい。

「家族や恋人がいる人でも、寂しがっている人はいる」や
「ネット上にいる沢山の人の中に、自分を助けてくれる人がいると期待するけど、
現実は助けて欲しい人ばっかり」など、現実と照らし合わせて頷くような、
穿った言葉がいくつもあった。

トゥルーエンドに向かえば、クル子はちゃんと自分を見つめ直して、
依存する相手を求めていた状態から脱却し新たな一歩を歩むことができる。
どんな人の上にも太陽は等しく登ってくる。
辛い事に負けないで生きて欲しいと思った。

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