創作活動のお話。
ある日、主人公の前に創作活動の神様が現れ、
「お前の閃きは私が与えた。しかし、諦めてしまうとは情けない…」
などと、主人公を非難する尋問が始まる。
通常この様な人物は、創作活動する人の頭の中に必ずおり、
皆、自問自答しながら創作活動を続ける。
それが、こんな形で現れ面と向かって非難されては自尊心が傷つけられ、
「そんな閃きなど、創作活動意欲もまとめてゴミ箱にダンクシュート」だ。
そんな気持ちになります。
当初は僕は、この神様に不信感しか持っておりませんでした。
しかし、この神様は一つのルールを持っている。
それは、「創作活動には手を貸さない」ってこと。
応援はするが手を貸さない。
ほう、
この制約が2人に適度な距離感を与えており、
物語の進行と相まって、今度は「応援」する部分にも焦点が当てられていく。
よくよく考えれば、「自分の作品の制作に口出ししないフォロワーさん」か。
これは良い。
創作活動、2人の交流を通し、主人公の成長する様子が描かれており、
見守る僕も、「神様エライ」って思えるようになってました。
最後、
作品は完成したのか未完なのか?
完成したならその感想は?
ま、ネタバレになるんで言いませんが、
主人公の成長に比べたら、ここら辺はもはやオマケみたいなものです。
神様さすが。
良い物語だったと思います。
創作に対する思いや葛藤が伝わる良い作品でした
個人的には「諦める」のは悪いことでもないと思ってます
無茶して作ってる人も中にはいるんですよね(;´Д`A
そういう人のブログを読んだことありますけど
立ち行かなくなるまで追い込んでやる事でもないなぁ・・・と
まぁ本人が楽しんで作ってるのが1番ですよね
他人の評価を気にしすぎるな、という部分は共感しました
一概には言えないんですが、批評を受けて作り直した
バージョンより前の方が良かったってケースもあって
趣味制作の場合は第1に作者の方向性が大事だなと思ったことはあります
閃きって確かにフッとした瞬間に降りてきますよね
本当に神様が与えてるものなんでしょうか(;^ω^)?
フリゲを作る人の承認欲求を叩く人も多いですが
承認欲求は社会性があれば誰でも持っているもので
人との交流を通じてやる気を出す人が大半じゃないかなとは思います
この主人公もきっと神様との交流を通じて結果的にやる気を出したのでしょう
創作活動というのは人と人の交流の1つのキッカケに過ぎないのかも
という訳で私は今日もテケトーな感想を連投しています(*´ω`*)
全体的にはほのぼのした会話とクスッとかドキッとする場面もあって良かったです
ちなみにRPGツクールVX Aceは
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画面を大きくしたい場合は押してみてください
ネタバレを含みます
『創作活動』をテーマにされた作品ですが、作り手側に居る人々が普段ひた隠しにしている(かもしれない)感情、例えば同じ分野で活動する人への嫉妬や、自分の作品が他人から認められる事への欲求といったドロドロとした物にはあまり触れられていません。
けれども決して淡淡としている訳では無く、創作に対しては無垢で前向きな主人公ですが、その内面に人としての弱さ・悩みを抱えています。この弱さと悩みが非常に丁寧に書かれていて、彼女が時折話してくれる過去の経験に度々共感しました。
また、主人公とアルシェラの適度な距離感がプレイしていて心地良かったです。第三章の最後の方で主人公が“ある物”を握って部屋に入ってくるのですが、その際のアルシェラの言葉に涙腺が緩みました。対応としては冷静なんだけど凄く優しさを感じて…。
ただ、少しだけ気になった事が起動した際のウインドウが小さめな事。プレイに支障は無いのですが、失礼ながらもう少し大きくして頂けたら、もしくはプレイヤー側で大きさを調整できるようにして頂けたらもっと画面が見やすくなるかな、と思いました。
しかし、気になったのはその点だけで、人が「目を反らしたい」「誰にも知られたくない」と考える気持ちや経験を静かに露わにしていく所に、とても魅力を感じる作品でした。
私も読むだけのツクール作品を何本か作りました。
しかし完成させたものより、未完成で放置状態になってる作品が完成させたものより4倍くらいあります。
一番最初の作品は、「完成させたら何か自分の中に新しいものが生まれるんじゃないか」みたいなワクワク感と絶対完成させてやるという意地があったので作り上げることが出来ました。
しかしそのパワーも長続きはせず、完成させて公開しても現実は何も変わらない日々に打ちのめされ、創作活動もさっぱり意欲がわかなくなってます。
でもたまに作業をすると楽しくもなったりするのですけれども、完成までは程遠く、また苦しい気持ちも味わうことを知ってるために、二の足を踏んでしまう、そんな最近の私でございます。
そんなときにこの作品に触れ、主人公の栞ちゃんの苦悶に共感し、女神アルシェラのような存在が自分にもいたらなあ、などと想像すると気持ちが楽しくなってきました。
そういうわけでこの作品はお勧めしたいと思います。
ただ、ちょっとBGMが悲しめな印象ですね。
もうちょっとワクワク行進曲みたいなノリのほうが好みかな。
シナリオ自体も全然悲しくないし、結末も前向きなものですしね。
小説を書こうとしている女性と創作の神様のお話。
ゲーム性はなく、プレイヤーは進んでいくイベントを見る形になる。
主人公の栞佳(読みはしおりでいいのかな?)は、
描きたいものがあるけど技術が伴っていないと自覚できる時点で
創作者には割りと向いている方だと思う。
眼高手低という状態で、高い理想に届かない未熟な自分が、
あえて書く意義を見出せないのが、書かなくなった理由のようだ。
そういう意味では、自分の創作物に興味を持って背中を押してくれる
創作の神アルシェラは、かなり都合のいい存在と言える。
ただ、アルシェラは都合のいいだけの女ではなく、
時に厳しく突き放すような言動で決して栞佳を甘やかさない。
創作の神は人にひらめきを与えるだけで、
それ以降は全く関与しない存在だと言うことで、一切手は貸さない。
こういう所に作者の考えが出ているようで面白い。
イラストを見て感じるような、ほのぼのとした優しい雰囲気が流れているが、
一方で暗い事情を覗かせる不穏なパートもある。
栞佳が精神のお薬を飲んでいると分かった場面では、
実はアルシェラは彼女の妄想で実在しないんじゃ……と考えてハラハラした。
最終的に、ちゃんと全てが収まるところに収まった終わりで一安心。
最後の一枚絵が特にいい……。
※だいぶネタバレあり
ツクール製の読むゲ。
軽い百合ものっぽい感じかなーと思いきや、ただベタベタしてくるだけでなく少し訳ありかつしっかり考えのある栞佳や、甘やかすだけでない凛々しいアルシェラのかけあいがほどよい距離感で丁度良く、上品な味わいの作品でした。
作中で遠いからこそ仲良くなれることもあるという感じの距離感について触れていましたが、メイン二人もちょうどそんな感じがする関係でしょうか。最後一人呟いた栞佳の台詞もキャラはそのままにいい感じに成長したな~と思います。
シンプルな構成ですが、主人公の栞佳のキャラクター描写が丁寧で、前向きな成長物として良くまとまった作品。創作そのものが大事(成し遂げたことで何かでっかいことがあったわけじゃないけれど、何かは確実に変わっている)って感じの結論は、創作煮詰まってる人がやると癒されるかも。
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