やりきれなさを噛み締める
人外の旦那様と人の子のお嫁さんが、二人で裏山を歩く短編ノンフィールドRPG。
仲睦まじい夫婦のコミカルな会話を楽しみながら、邪魔な妖怪を適度に散らして進む、穏やかな空気感に包まれた作品です。
戦闘難易度は、易しめだと感じました。道中に必ず出てくる敵だけではなく、レベル上げのための雑魚狩りは多少必要です。しかし、システムそのものは決して複雑ではないので、つまづくことはないでしょう。
とっつきやすいゲームだと思います。
仄めかす雰囲気はわりとちらほらあったものの、二人の顛末を見届けてからでは道中の印象がかなり変わる物語でした。面白かったです。
感想
難易度がかなりムズくてレベル上げ絶対なのがちょっとザンネン
マップなしゲーなのでもっとカンタンでいいとおもう
ストーリィは相当オモシロくて最初のノリから全然変わってスゴイ
「2017 裏山薬草ゲームフェス」という簡単なRPGを作ろうという企画があり、実際に参加していたかは記憶が定かではないが、その企画に参加することを想定して作成された作品。
そのためステージは一つ、ボスも一つだけとシンプルな構成となっている。
あと、ツクールMVで作製されているため少し動作が重いので注意。
ステージはノンフィールドで一本道。たまに登場する敵を蹴散らしつつ、夫婦の会話に癒やされるストーリー。
道中は基本的に「先に進む」を選択して問題はない。右上の数字が100でエンディングなので、今はどの程度進んだのかが把握しやすい。
「御喋り」は攻略のヒントとか皆無であるが、二人の他愛もないほのぼのとした会話が見られるので是非一度は見てみることをおすすめする。
戦闘は個性的な二人を操作することになる。少し独特であるが全滅しても失うものはなく、レベルが上がると回復し、全滅しても回復するので技能を出し惜しみする必要はない。
なので戦闘が難しいようであれば「口笛を吹く」で戦闘に慣れよう。
例えば柳牙は呉羽の体力が半分以下のとき、呉羽への攻撃を庇う。それを利用して柳牙を常に防御させ、呉羽が攻撃するという戦法が簡単で強い。あとボス戦は、条件を満たすことで大ダメージを与える技能があるので、それを意識して使用するといいかも。
ともにいきましょう
Ver.1.01でプレイ。
ケモミミ旦那と若奥様が仲睦まじく裏山をお散歩する的な
ゲームなのかと思ったら全く予想しない展開を迎えてかなり戸惑いました(汗)
RPGでこの類の話はなかなか珍しいように思います。
ノンフィールドなのでRPGとしてはだいぶシンプルな構成ですが
御喋りや道具の生成等、単調にならないような仕組みもあるので
モチベーションを下げること無くクリアまでプレイ出来ました。
戦闘のバランスはオートに頼ると結構あっさり負けるので
ある程度進んだら手動で戦ったほうが良いですね。
プレイ前からは大きく印象が変わりましたが
深く考えさせられる興味深いシナリオの作品でした。
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