マヤ
剣道の捉え方は、なるほどと感心しました
よくある転生モノをテーマに書いた物語ですが、主人公のクドーさんがそれなりに元々優秀且つ常識(?)な人材、というのが大きな違いでしょうか。これがクズだと最初からやる気が無くなるのでこれは個人的に嬉しい点でした。
ストーリーは全般を通してシリアス気味で、それを彩る世界も中々。そして結構なクセのある人物達が特徴的です。最初から結構シリアス気味なのも絵柄とギャップが有り楽しめました。クセだらけの人物が織り成すシリアスな物語は重量感があり良かったです。
内容全般に少しくどい言い回しと説明描写が強めなのは、キャラ特性を差っ引いても初作品という初々しさを感じさせるので、そこも個人的には魅力でした。
戦闘のシステムはSRPGStudio拠準で、遊んだ方や創っている方にはわかりやすい。しかし三すくみ系は例外なく弱点を突けるユニット、防御が高いユニットがガンガンレベルが上がる一方紙装甲キャラは主要キャラだろうと使いどころが難しいという欠点を抱えています。この作品も例に漏れず、防御進軍を旨く使わなくてはあっという間にキャラがバタバタやられていく。
特にこのお話ではやられるとそのまま以後の戦闘からも(シナリオ上はいるものの)退場してしまうため、そうなるのを防ぐために尚更紙装甲キャラはろくに出せなくなる。出せなくなる前に過度なレベル上げをする人が出てくるのも仕方ないかなぁと感じました。
十周年記念作品ということで、続編やらは出ない気もしますがなかなか楽しかったので何かしらの作品が出たらまた遊びたいですね!!
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No.53864 - 2020-08-10 07:42:46
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