いい意味で気楽にできるSLG
readmeのキー割り当ては必読。
初期設定では横に広い配置になっているので、キーボードでやる場合には
多少時間をかけてでも自分好みの配置にしておくと快適にプレイできます。
戦闘システムはSLGとしてはかなりシンプルな部類で、
兵士数=HPが攻撃力に大きく影響する事と、兵種による攻撃範囲の違いさえ理解しておけば、
(とあるマップを除き)特に問題なく進められると思います。
出撃する味方はマップ毎に決められており、
敗北条件さえ満たさなければ倒されてもデメリットは無いので、被害を抑える必要性が薄く、
気軽に囮や捨て駒にする事が可能と今では逆に珍しい仕様かもしれません。
レベルは味方全体で共有しており、マップクリアかゲームオーバーで上昇するのですが、
ひたすらゲームオーバーになる事でレベリングが可能なので、
デバッグ機能を使うまでもなく難しい時の難易度調整はそれなりの速度で行えます。
範囲確認の動作等細かい所で気になる仕様はありますが、縛りプレイでもしない限りは
(とあるマップを除き)緩めの難易度なので致命的では無いでしょう。
ちなみにちょっとしたオマケ要素ではありますが、
歯ごたえの欲しい人へはクリア後に追加される機能で多少配慮もされています。
最低レベルで進めるつもりがうっかりゲームオーバーになってしまい、
レベルが上がってしまった人もとりあえずはクリアを目指すのを推奨します。
ノベルパートは戦争してる割には緩い部分と(元ネタ的には当然なのですが)割とシビアな部分が混在しています。
性別が変更され、元ネタの面影はどこへやらな人も割と居ますが、
男性プレイヤーへのサービスとありがたく受け取りましょう。
個人的に魏延ちゃんがツボに入ったのもあり途中からは笑い飛ばせるようになりました。
人を選ぶ要素としては一部のちょっとハードな演出でしょう。
少しキツめの青年誌くらいの損傷表現が男女平等にされるので、人によってはショッキングかもしれません。
CERO-Cってこれが大丈夫なのか、と思うようなCGもあります。断面とか断面とか。これはこれで需要がある気もしますが。
元ネタを知らないと読みが難しい名前も結構多いです。
幸い大半のキャラは公式ページで振り仮名が振ってあるので気になったら見に行きましょう。
製品版だとボイスで呼んでくれる場面もあるのでより頭に入りやすいでしょう。(ステマ)
また、終盤の一部のマップのみ極端に難易度が高く、SLG初心者だと結構なレベリングが必要かもしれません。
低レベルの攻略ではスキルの有効活用が求められるでしょう。
全体としては緩くプレイできるノベルつきのSLGとして、
それなりのボリュームがあるので暇潰しに丁度いいでしょう。
序盤で気に入ったならボイスがついたり外出時にもプレイできる、
携帯機版の購入を考えてみてもいいのではないでしょうか。(ステマ)
あくまでも個人的にですが・・・
初心者向けに色々デバック機能や諸説明など記載されてますが、
どうしても戦闘画面を始め、各操作性に慣れず個人的には敷居が
高いゲームと感じました。
自身には合わないゲームでしたが、特に三国志が好きな方には、
おススメなのかもしれません。
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