春の雰囲気の描写が、悲しく重くなりがちな気持ちを暈してくれていると思いました。
彼女が心待ちにしていた春が廻ってくることは、当然だけど、
彼が立ち直っていくのには、とてもいい時の流れだなと思いました。
全ての画像とBGMが綺麗でキラキラしていて、悲愴感なく読み通しました。
それぞれ約千文字とのこと、
説明し過ぎたら簡単に越えてしまいそうですし、
削り過ぎても伝わらないのではと思うと、
両方をその文字数に収められたのは凄いなと思いました。
そのような縛りがあっても、
二人のこれまでや彼女の彼への想い、彼のこれからを充分感じました。
未来へ向かおうとする彼の心に、ちゃんと彼女がいるところが良かったです。
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No.56938 - 2021-04-09 09:46:42
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