蒼龍
冬の温かい話
幼なじみのオンパレードなキャラ達の関係性が面白い作品でした。
以下ルート別ネタバレ感想
【ゆきんこ編】
雪女の設定など凝っていて、主人公の意外な設定などもしっかり菅アが得られていて面白かったです。ただ、元々二ルート予定だったのを統合したせいかちょっとキャラの関係性や設定を頭の中で把握する時ゴチャついた部分はあるかも。ですが終盤の忘れないと言い切ったねこの台詞~ムギ姉と小代子の主人公の出迎え、エピローグの読み味は温かく、ほんのりと泣けるいいお話でした。
【泉編】
泉の設定がだいぶ重く感じました。ですがこの作品の設定でファンタジーに逃げず真正面から重い設定にぶつかったのはとても好印象でした。幼なじみの男二人が競うように泉を守っていた理由も良かった。泉のお兄さんとお母さんは、ぼかしてるけど明らかに関係が依存以上のやばい匂いがする。
ゆきんこ→泉の順にクリアしましたが、この順番の方がシナリオはわかりやすいかと思います。(個人的にはこの順番推奨)ゆきんこ編の方が重すぎずご都合過ぎずという感じで温かく綺麗にまとまってて面白かった。
恋愛以外の要素の方が強い感じの幼なじみゲーというのはちょっと新鮮な感じ。独特の設定の立て方と登場人物の優しさが良い味を出しているノベルでした。
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No.32523 - 2016-12-19 21:30:24
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