友情、狂気、気力、裏切り、そして…
※ネタバレを含みます
まるで覚えのない場所で目覚めた主人公、さくら。
左目には血に濡れた包帯が巻かれているという何とも訳ありな感じのする彼女ですが、プレイ進行していく事で彼女の身に起こった様々な悲惨な出来事を知っていく事になります。
道中、親友である「かな」と再開を果たしますが、さくらにとっては恐らく許すことが出来ないであろう出来事が彼女との間に有りました。個人的に彼女に対して初見で好意を持てる人は少ないかなと思います。自分も初見はシラを切るような態度や裏切り行為を知って全く信用できない状態でした。しかしそれには…といった感じです。
主人公のさくらには「友情」「狂気」「気力」の3つのパラメーターが有ります。
友情:かなとのやり取りや行動で上下し「1」になると干渉できなくなります。
狂気:特定の物を調べる、食べたりすると上下していき値が高いと、さくらが嫌な記憶を思い出した際に自傷行為に走り、更に狂気ボーナスで続けて自傷行為を行う、制止の選択肢を選んでも止めないという厄介な状態になります。
気力:特定の物を調べる、食べたりすると上下していき値が高いと、さくらが自傷行為に走ろうとするのを踏みとどまる事が有ります。自傷行為後の制止にも関係しているかも?
体力は10有り、上記の自傷行為や館にいる追跡者に触れるとダメージを受けます(どちらも1ダメージ) 館の所々に食べ物や携帯可能になるアイテムが有るので、それらを駆使して探索していく事になります(中には狂気が上がる食べ物等も有ります)
不満点としては追跡者は3種類、半身の追跡者、白い追跡者(遅)と(早)が居ますが、半身の追跡者は頻繁に現れるうえに主人公と速度が同じで避けにくく、待ち伏せするかのように行く手を阻んだりとかなり厄介な事、壁際に追いつめられたら詰む事でしょうか…
特に大量の追跡者が居る大部屋だと四方を囲まれて脱出不可…という事も有りました。
後はダッシュは出来ないので、そういうのが嫌だという人には合わないかもしれません。
GOODEND以外にBADENDも有りますが、その際はヒントが表示されるのでED回収には困らないと思います。
このあたりは親切だったので何とかGOODENDに行けました。
ストーリー的にも色々と考えさせられる所が有るゲームでしたが
基本、主要キャラ以外の大半が××なキャラなので、合わない人には合わない作品かもしれません。
自分としては中々、楽しめた作品でした。
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