部屋を回って、人々の望みを叶えていくゲームです。
所々の一枚絵が、怖いような寂しいような雰囲気で、独特でした。花の少女が特にグロテスクで怖かったです。
エンドは2つありますが、ヒントが表示されて順番に見ていく(多分いきなり2つ目のエンドに行く人は居ない)という形式なので、回収は簡単でした。
ストーリーも、なかなか示唆に富んでいて良かったです。ウトピアは、どう見ていたのか。人々は、それぞれどう見るか……ということを考えさせられました。
あと、作者様の他作品の彼が出演していたのが嬉しかったです。
ありがとうございました。それでは、そろそろお暇します。
サンプル画像の何とも言えない表情の少女に惹かれてプレイしました。
グロ注意ではありますが、この絵柄のおかげでかなり緩和されています。
全体的に不安をな気持ちにさせる内容ではありますが、綺麗にまとまっておりお手軽にプレイできる長さです。
残念だったのがラストでいきなり絵柄が変わってしまった事です。
絵本風の絵からいきなり漫画の絵に変わったと言えばいいのでしょうか。
このせいでせっかくの雰囲気がぶち壊しになってしまったと感じ、しらけてしまいました。
最後まであの絵本風の雰囲気を貫いてほしかったです。
EDは2つ (といってもクリア順が決まっているので実質一つ)
クリア時間は10分程度(両ED攻略)で、手軽にプレイできます。
イラストやマップセットの色使い、演出が不気味な雰囲気を醸し出していました。
内容は少し重いのですが、この数分の中できちんとまとまっていて、ED後もスッキリとしました。
ただ、メニュー画面のステータスは消した方が雰囲気的もいいかもしれません。(ほんの些細なことですが...)
以下ネタバレ含む
個人的にすごいと思ったのが、ウトピアの「寝ようかな。」という言葉。
ウトピアは人々の願いをただ聞き届ける。
他人から見たそれは歪な形をしたものだが、願った人はウトピアの行動そのものを望んでいるがために、それを歪とは思わない。むしろウトピアを崇める程。
故に、ウトピアはそれに疑問を持たない。歪なことだとは思わない。
だって、ただ願ったことを聞き入れているだけだから。 それで喜んでくれるのだから。
この序盤の「寝ようかな。」という言葉に、ウトピアのほとんどが詰まっているようにも思えました。
深読みだったら恥ずかしいなあ笑
次回作も期待しています。
ネタバレありです。
ホラーとかグロ耐性あんまないんですが、しょっちゅうレビューで上がってるのが気になって、おそるおそるやってみました。
グロホラーというよりは血なまぐさい童話系の好みの作品でした。一応そのものずばりな絵も出てるんですが、作中の絵の画力は高いのに怖くはなかったなー。なんか芸術チックで一枚一枚の絵が綺麗だなーって。ホコグラも含めてクオリティ高いです。お花の子の例のホコグラが特に好きだ。
シナリオ展開的にもグロが趣味悪いものじゃなかった感じ。グロいけど優しい童話だったと思います個人的には。締め方も含めて物語って感じです。
ウトピアは優しい子だと思うなあ。素敵な物語をありがとう、ウトピア。ありがとう、ありがとう、ありがとう。
後別エンド行くヒントがすごく親切だったことと、考察任せでなく綺麗に物語を閉じた丁寧な構成にもありがとう。
10分でエンド攻略できます。手軽ですね。
驚かせ・ゲームオーバーは無いのでビビらず遊べましたw
ウトピアちゃんかわいかったですが、残酷ですね。恐ろしいですね。
ぜひともその恐怖をダウンロードして感じてもらいたいです。
~ネタバレを含みます~
幼さゆえの残酷な考え。何も知らないというのは怖いと思いました。
他の3組も知識が無いうえでの言動が多く見られ、哀れだなと感じながら遊びました。知らないって不幸ですね(´・ω・`)
エンド1のエンドロールが可愛くてテンション上がりました。
ウトピアちゃん可愛いよ。本当に。
さらに、やはりあの人たちも・・・!?いましたね。
次回作も楽しみにしてますね!
まず最初にお断りですが、ネタバレを含みます。
プレイさせて頂きましたので感想をフィードバックさせて頂きます。
私の友人からやってみて欲しいと言われお互いに推考した感想を率直に書かせていただきたいと思います。
簡単な感想やゲーム内容として、かなり凄惨な死に方をしていく犠牲者達と倫理的なタブーを扱うゲームです。ゲームの中で、何人かの犠牲者が残酷な殺され方をされるのですが、それらは全てそう願う人間のエゴであるとし、彼らは悲惨な運命を辿り絶命していきます。また、犠牲者たちは年齢的にかなり低く、思考が幼稚な為にしてしまう願いによって殺害されていくストーリーです。
ここまでで私が感じたのは、本当の願いというものを度返しした自己犠牲的な犠牲者達の思考です。貧困、レイプ、近親相姦で妹を愛してしまった兄など、どれも犠牲者達が故意に招いたものではない問題であるのに、彼らは全員悲惨で残酷に殺害される運命を辿る。このメッセージ性は何を意味するのでしょうか。
このゲームに使われている常識的な規範へのタブー表現、つまりカニバリズムや近親相姦、レイプ、貧困等。かなりのオンパレードでした。特にいわゆる性的な問題へ部分、そういった表現はかなり多く、そして彼らは悲惨に、悲しみを誘う殺害のされ方で死んでいきます。なぜ彼らが死んでいくのか、そしてこのゲームから感じられる意味、作者の思考は何なのか。
それはゲームが終わったあとに推考することができました。
残ったのは、あまりにもむごい死に方で死んでいった罪の無い犠牲者への憂う気持ち、可哀想だなと思う反面、そういったタブーへの規範を持つ正常な私たちへのメッセージ性でした。つまりタブーを犯し、自己犠牲的な願いで死んだのだから当然であるといった規範と、あまりにもむごい死に方をした犠牲者への可哀想だという感情。近親相姦の兄妹は半身を裂かれさらに両の半身で縫い合わされました。また、貧困に関する女の子は体の穴という穴に花を生け花のように刺され死にました。そして何故彼らが年齢的に若いか、それは無実性を高めるために思われました。
ある程度年齢がいってるとすれば、色々な対策がとれます。年齢的に働けるなら自分が花畑になって救おうとは望みませんよね、レイプされたとしても自分の顔を焼いて変えたいと思うでしょうか。近親相姦が重度の遺伝子病を招くことを知らない訳がありませんよね。成熟していないからこそ無実である、そしてその願いというのは規範からはタブーである。その彼らを惨たらしく殺害する凄惨さの表現によって、可哀想だと思って欲しい、このタブーを認めて欲しいというメッセージを感じました。
長くなりましたが、無実さというイノセンスを惨く殺害するといった大変ショッキングな内容です。多くの倫理的なタブーに触れ、さらにそれらを肯定するべきだと言っているのか、もしくは反対にあまりにも凄惨な殺し方はそのまま反対を意味するのか。この作者様にしか表現はできないでしょう。
私は上述した通り、多くの推考をしましたがこれはプレイする人によってどうとるか、または感じないか、色々な楽しみ方ができるのではないでしょうか。
ありがとうございました。
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