セピア色の世界
セピアカラーに滅びゆく世界において、
「最後の数分間」を一人で過ごす主人公の姿を、
哀愁を交えて描いたゲームですね。
数分の間になるべく多くの場所を歩き回り、どの程度の痕跡を残せたかを競うのですが、
慣れるまではかなり難しいゲームですね。
文字どおり死にゲーですが、こういった前衛的な世界観のゲームをプレイしたことがありませんでしたので、非常に斬新でした。
緻密に作り込まれたゲームなので、
パーフェクトな結果を残すことは難しいですが、
記録が引き継がれますので、引き続き何度かプレイしたいと思っています。
さくっと暇つぶしに世界を滅ぼそう
消えてしまう前にあちこちにある文書を探し回る、シンプルなゲームです
なぜ滅びたのかよくわからないままよくわからないうちに消えるので、よくわからない世界でした。
あまりに短すぎて戸惑いながら自分も死んでしまう、そんな感じでした。この世界は今もあるのか無いのか、はたまた思い出の中にだけ存在するのか、全ては謎のまま、という感じです。短いのでモヤモヤはしませんが、解決もしない、そんなお話です。
ひとりあるき
【脚本】
すごく短いお話だけれど、とても静かで恐ろしい終末の世界を描いた良作であったと思います。ただやはり、エンドらしいエンドがないゲームでしたので、長く遊ぶには向かず……。その点だけが非常に残念でなりませんでした。出来ればもっとストーリーやエンドがあればなぁ、と思わせるほどの素晴らしいゲームでした。
【視覚】
思い出を振り返るような、終わりゆく世界を最後の気力で歩くような……。様々な解釈を思わせるセピアの画面に、少しずつ荒れていっているような傷んだ街。世界観にあった演出であったと思います。
【音楽】
再度歩き出すたびに変わるBGMはどれも、静かで落ち着いた印象に悲しみを感じました。ですがとても心地の良い音楽だったと思います。効果音も良く、総じて素晴らしい選曲でした。
【操作】
パソコンでプレイしましたが、マウス操作かキー操作が選べ、自分の好きな方法で操作ができたので、ストレスなく進めることが出来ました。
ただ……。変な空きが開いていないほうがリアリティは出ると思うので、このゲームであればこのままでも良い気もしますが、時間制限が短めだったので道路の端などが通れないと大幅なタイムロスになってしまうので、通れるようにしておいても良かったのかなと思いました。
【独創】
世界が滅ぶ、人が地球からいなくなる。といった話はよく耳にしますが、解釈をプレイヤーに委ね、大まかな世界観のみを見せるこのゲームの演出を、素直に評価したいなと思いました。
【総評】
とても良いゲームだったと思います。結局のところ、主人公はどうなったのか。世界はこれからどうなるのかなど、様々な憶測を立て、自分好みの展開を想像する楽しみも頂きました。
時間があまり取れずともプレイ出来るゲームなので、色々な方にこのゲームをオススメして、それぞれの解釈を討論してみたいと思います。
最後になりましたが、制作ならびに公開頂きありがとうございました。
物悲しい空気の短い探索ゲー
タイムオーバーになる前に探索をするシンプルなゲーム。
達成率が引き継がれるのでコンプも気楽にできます。
流れる音楽やセピアがかったマップ、
どうしようもない感じの物悲しいテキストで
サクッと終末の空気が楽しめました。
面倒な要素もないので軽い探索ゲーしたい時にオススメです。
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