月明かりの下に散りばめられた謎
見て楽しむ映画と動かして楽しむゲーム、二つの面白さが合体したアドベンチャーゲームです!
【SALVATIONの魅力その① 作り込まれた世界観】
物語の舞台となるのは、ある凄惨な事件によって周囲の都市から孤立した街“ムーンライトシティー”。楽園とも牢獄とも言われているこの街には、火を操ったり他人の心を読むといった特殊能力を持つ子供達。それから、彼らが能力を悪用しないように監視する捜査局が存在します。
どれもオリジナリティ溢れる設定ですが、キャラクター達の会話に簡潔で分かりやすい説明が盛り込まれている為、 すぐに親しむ事が出来ました。
はじめのうちは主人公の職場である捜査局のオフィス、彼がいつも食事をとるカフェ&ダイナーといった身近な場所だけが行き先に表示されますが、 ストーリーを進めることで他にもさまざまな所へ行けるようになります。
ぜひ、オシャレでかっこいいグラフィック・効果音に至るまでこだわりを感じる音楽で創り上げられた街を歩き回ってみてください。
【SALVATIONの魅力その② 大ボリュームの三日間】
収録エピソード全10話、プレイ時間約3時間、長編映画級のボリュームに満足できること間違いなしです!
友人がいる建物に隕石が落ち、安否を確認する為に現場へ向かう主人公。けれども、着いた先で不思議な光に包まれて……?! ――という展開から広がっていく謎が謎を呼ぶストーリーに引き込まれました。
冷静な判断と落ち着いた言動から大人の魅力を感じる主人公をはじめ、研究に目がなくて度々ぶっ飛んだ発言をする博士・特殊能力を手放して街の外で暮らす事を夢見る少女・更に、ムーンライトシティー史上最凶の犯罪者など、登場するキャラクター達も個性豊かで素敵です!
性格も、身分も、能力も違う彼らが互いに関係し合う事で次第に明らかになっていく過去。その意外性も本作の見どころの一つになります。
【SALVATIONの魅力その③ 夢と現実を行き来する捜査】
真相に辿り着くために行う捜査。なんと、このゲームは現実だけでなく夢の中まで調べる事が出来ます。
方法は大きく分けて2つ。一つは武器と道具を駆使して化け物を倒すバトル、もう一つはマップ上を探索して得た情報を元に考えをめぐらせる謎解きです。どちらも色々なギミックが用意されていて、難易度もやさしい物から答えを閃くまでに少し時間がいるレベルへと変化していきます。
ちなみに、バトルは選択肢で戦えるタイプの物なのでどなたでも楽しめると思います。また、謎解きも攻略法が同梱されているので詰んでしまう事はありませんでした。
真相を解き明かし、エピローグを見終えた後も、タイトルに戻る事を躊躇してしまったぐらい世界観・ストーリー・キャラクター・グラフィック・音楽、全てが心に残る『SALVATION 月影に灯る光』。みなさんも、ぜひ遊んでみてください!
アメリカドラマ
blue bird が英国ミステリードラマな雰囲気でしたが
こちらはアメリカのSFサスペンスな雰囲気ですね
謎や展開は予測しやすいですし
主人公の察しの悪さに、なにすっとぼけてるんだと思う場面もあります
ただ、オリジナルな設定の入ったストーリー
劇画風のキャラクター
全体的に空気が良いです
時間もかからず謎解きもサクサク進められるので
wowwowドラマを楽しむような感覚でサッとプレイすると良い
クリアまで3時間程、あっという間でした。
気になるけれど、シリアスな雰囲気に気構えもしてしまう…
というような方がもしいらっしゃれば、迷わずプレイをお薦めします。
タイトルの『SALVATION』をはじめとした
複数のキーワードが、ストーリーの本筋に絡みつつ、
複数名の異なる価値観から多角的に描かれています。
登場人物それぞれにスポットが当たるため、物語に厚みがありました。
キーワードも登場人物も、実際かなりのボリュームですが、
シナリオ内で充分に理解出来るよう、しっかり構成されています。
万一の時は、メニュー画面などから用語を確認出来ますし、
イベント内で定期的に情報を整理してくれるため、安心です。
グラフィックも細部まで作り込まれており、
視覚から得られる印象がブレない所も素晴らしかったです。
特に、背景画像を使わずこの空気感を維持出来ていることに驚きました。
マップ画面のNPCがピクトグラムであるためだと思うのですが、
これに限らず、システム、シナリオ、音、
どこを取っても構成要素の選定が巧みで、唸らされるばかりでした。
真相を理解した上で、もう1周プレイしたくなる素敵な作品です。
上質な時間をありがとうございました。
素晴らしかった
まず初めに一言。素晴らしかった。このレビューを書くためだけにID取得してしまった。それくらい素晴らしかったのだ。この作品に会えたことに感謝したい。
用語一つ、キャラクターの立ち絵一つ、BGM一つ。スタッフロール一つ。何をとってもスタイリッシュ。ややレトロな世界観とビジュアルに、もうどっぷりとつかることができた。公式サイトを覗いてみればこれまたスタイリッシュ。作者のセンスが光る、素晴らしいゲームだった。
能力に関することや10年前の事件、といった単語が出て来た際、「情報量が多いタイプのゲームか?そういうの覚えきれないし時系列わからなくなるし、苦手なんだよなー」と勝手に思ってしまったが、どちらもすっきりと、最低限にまとめられていて、非常に進めやすかった。こちらにある程度想像の余地を持たせたうえで、わかりやすくまとめるのは非常に難しかったのではないかと思う。脱帽であった。
謎解きや戦闘は決して難しいものではなく、また公式から解説動画があげられていたおかげで苦労なく進めることができた。人物同士の描写に重点が置かれていて、ウィットにとんだ会話や軽快なテンポの掛け合いなどが、非常に読んでいて心地よかった。この作品に惚れた要素の、大きな割合を占める部分がそこだ。
私なんぞがつらつらと語るよりも、やってもらった方がこのゲームのよさは伝わるだろうと思うのでここらでレビューはやめておく。
最後に少しだけネタバレ含む感想を。
最後、テレビの枠に関わる演出。最高にクールで、ゾクッとしました。
そして沙羅双樹の花に気付いたとき、思わず膝を打ちました。
続編があるのであれば期待しています!
。
ネタバレ。
・全体の感想
さながら映画を観ていたような没入感。そうであるとすれば、歴史に燦然と輝く金字塔ではないが、長大な時の評価にも耐え抜き、映画史の中にひっそりと、しかし確かに名を残す良作短編のような作品だと感じました。
プレイ時間も二時間少々と、短編では無いでしょうが一本の映画を見終わったに等しい鑑賞時間でした。作者様のSNSを拝見させて頂いたところ、映画好きの方が楽しめるようなゲームであるとの記述があったので、あるいはこの時間設定も意図的であったのかもしれません。計算の内であったのならば、入念なテストプレイを相当な数、重ねられたのだと思います。
そして、その二時間少々という手頃なプレイ時間であればこそ、現実世界に引き戻されることなく緻密に作り込まれた作品世界に没頭しきったまま最初から最後まで集中力を切らすことなく一息にプレイすることが出来たのだと思います。余談ですが映画の上映時間が主に二時間足らずである理由の一つにも、二時間という単位が人が集中力を保つに当たり持続可能な限界時間であることが挙げられるそうですね。
そして、映画もとい映像作品との繋がりはプレイ時間だけではなく、タイトルとプレイ画面にも表れています。まず以てタイトル画面について。卓上に置かれた古風なアナログ型テレビ、画面に浮かぶのはSALVATIONの文字。テレビのつまみを調整することで、このタイトル画面からニューゲームや(つまみの上にはONと表記されています)セーブデータ(同じくVIDEO)へと移行します。そして、プレイ時になると四辺がキャビネットに縁取られ、ブラウン管の内の画面を覗き込む形になります。 ゲームのプレイヤーというよりは、物語の視聴者であるというような認識を与えるメタ的なデザインがより映像作品らしさを強調しています。
そして、話は変わって、この作品の舞台となるムーンライトシティーは決して広い街ではありません。60年代米国を仮想的に描いたこの街は、物語上では、周辺の街とは水路によって分断され、ムーンチャイルドの問題と絡めて牢獄とも呼称される閉鎖都市のような様相を呈しています。そして、物語に沿った形でゲーム内でもその狭さが意図的にデザインされています。本作品の移動法は、ムーンライトシティーの全体マップがありその中を自由に行き来出来るといったシステムではなく、街中のポイントとして設定された幾つかの場所を行き先として指定しその一画のみを動き回れる形となっています、従ってこの月光に映ゆる大都市の全体像を窺い知ることは出来ません(そこにまた想像力を掻き立てられるようでもあるのですが)。
先程も似たようなことを書きましたがこうした箱庭のような小さな世界と二時間少々という手頃な時間がこのゲームの表現し得るところの全てであり、それは一見物足りないようにも映ります。しかし、その空間的な狭さは却って垂直方向への限りない広がりを持った世界への深さへ、短さはその中に押し留められ凝縮された密度の高い体験へと、対照的にそして密接に、繋がっています。その狭さ短さの等しいバランスの取り方、そしてその果てにある完結のインパクトが強く心を打つゲームだと一口に言えると思います。
・細かな作りこみ、UIなどについて。
スタイリッシュに彩られたUIや立ち絵、マップ等のデザインは何れも物語の持つ色彩へと等しく馴染み合い、作品世界を効果的に彩っているように感じました。その丹念な作り込みようにはフリゲ製作者ではない自分から見ても尋常でない製作時間や閃く知性の鋭さ、丹念な心配りの様が察せられます。物語とも含め、とにかく全体的な完成度と無駄の無さが際立っているように思います。
細かい拘りを感じられる部分は多々ありました、Burnys前を通過、あるいは停車している車がチャプター毎に(もしかしたら毎ではなかったかもしれませんが)変更されていたこともその一つです。
登場した車に現行車種のような現代的なデザインが施されたものは一台も見られず、レトロ感の滲み出ている車のみで構成されています。時代設定を忠実になぞり、そして着実に反映している拘りの一端が見えますね。知識が無いので上手く言えませんが、中でもフィアット500の旧車やコンパーノ・ベルリーナのように、眼鏡を掛けた年配の方のように見える特徴的なヘッドライトの車が印象的でした(もう今だとミラジーノ位しか見ないですよね、伝わってなかったらすみません)。これらは共に60年代に販売されていた車だそうです。
こうしたデザインが当時の世界的な潮流であり、あるいは米国でも受け入れられていたならばという前提に立ちますが、60年代という時代設定に合わせていたならばこれも面白い部分ですね。そして、勿論キャラクターは左側から車両へ乗り込みます。また、街中のポイントを移動する際、時折(イベント中?)主人公の車がムーンライトシティーの高層ビルの前を横切っていく演出が出るのですがこの演出は最高にクールでした。何度観ても飽きません。
・ストーリーとキャラの話
ストーリーは冒頭部分こそ、作中での専門用語がのべつ幕なしに表れるようですが、これも徐々にムーンライトシティーという固有の世界への没入感へと手伝っていくものなので決して無意味なあるいは作者の自己陶酔的なオリジナルの用語の羅列ではありません。それらもストーリーの推進力に引っ張られ覚えようとしなくとも自然と頭に入っていきます。当初は関係無いと思われていたガーランドとカレンの親子関係が次第に本筋へと交わっていく構成の滑らかな溶け込み方が見事でした。
キャラクターの中では蒼樹とJOKERが特に好きでしたので少し語りたいと思います。
先ずは聡明さと狂った一面とを併せ持つマッドサイエンティストのような彼、蒼樹から。当初の軽い態度とは裏腹に物語が進行するにつれ、非常にシリアスな過去が浮き彫りになっていきます。人間って複雑ですよね。その複雑さが最も現れていたのが彼だったと思います、SALVATIONの物語を巡る上で外せない人物でした。
「なんだって!?僕のファン!?」
「と言うことは彼のゲノムに新しい人エヌクレアーゼを利用して、外来遺伝子をノックインしても良いんだね!」
初回登場時のこのジョークも(蒼樹は本気だったかもしれませんが)さり気ない伏線でしたね。こうしたユーモラスな人物であるからこそ、惚れ薬や見られたくないものがあるからという、ラボにショーゴ達を入れない理由も、この時点では気に留まることもありませんでした。
突如に話が飛びますが、彼の最も印象的な言葉が以下でした。
「そうだ……いつだって極刑は《死をもって償う》ことだ」
「だが、この男が死んだ所で気が晴れることはない 得られるのは、刹那的な達成感だけだ」
「それならばこの男のいうように奪ってしまったものなら再び《生》を与えるべきなんだ」
「生き返らせると言う償い方が相応だと僕は気付いた」
死刑を巡る諸々の論点について雄弁に語るような知識など僕は持ち合わせておりませんが、報復感情からのもう一つの殺人ということはよく言われているところですね。そうした見解に立ってみれば、殺人犯自身が亡くなった被害者へ改めて生を与えるという償いの仕方は、死ぬ人間が誰もいず、むしろ痛ましい犯行によって命を落とした死者が蘇るという観点から、あるいは人道的で有益のようでもあります。ただ、蒼樹の観点には裁きの要素が決定的に抜け落ちているんですね。蒼樹自身も手一杯でJOKERの更生については一切考えて無かったのか、それとも、サラが肉体を取り戻した折には、やはりJOKERは許し難い存在でしょうし、死刑台へ送るつもりでいたのか、考えさせられる点でした。
全ての物事が収束した後
「過去に縛られてるようじゃ科学者として致命的だ 未来をよりよく変える為に頭は使わなきゃ……」「今はただそんな事だけを考えているんだ」
と然程間を置かずして語る思考の切り替えの早さに彼の明晰さがよく伺えました。彼が紛れも無く優秀な人間であることを示していますね。
そしてJOKERです。
狂ったキャラクターを描くことは簡単だと思います。しかし、狂気を表現した上で更に一貫性のある独特の哲学を持たせたキャラクターを描くことは、とても難しく作者の力量が問われるかと思います。JOKERはその困難さが達成されたキャラクターであったと思います。
往々にして犯罪者の犯行にはその出自が大きく関わっている傾向がありますが、彼についてもまた犯行内容とその歪な生育環境とが切り離せない関係にあります。早過ぎる母親の死、そして父親であるデイル社長の再婚、兄である自分とは違い連れ子であり愛された弟への妬み、父の過剰な躾、実母への恋しさ、ねじ曲がった親子関係の中で彼はカッコウを比喩的に捉え、全能的な価値観と男女間の愛への嫌悪、両性具有であるカタツムリへの愛情を獲得していきます。そして、カタツムリが後にノヴァスネイルへと。
ムーンライトシティーを牛耳る社長の息子であるというその特権的な立ち位置から同年代の友人も中々出来なかっただろうと容易に予想がつきますね。それがまた彼を孤独に陥らせ人格を蝕んだのかもしれません。何かと大袈裟な物言いが特徴ですが、その根底には他人の関心を惹きたい人恋しさが潜んでいるように自分には思えました。「全ての子供たちを開放せよ」という犯行声明にも、怒りと同居するように寂しさが篭っているように感じます。気の毒でいとしい人物ですね、デイルJRは。
しかし、デイルグループのご子息が事件の張本人であることは、やはり情報統制に依り一般に広く知れ渡っていないんでしょうか。そうでなくとも、S.C.I.Sなど、限られた人間達が事実を知っているにも関わらずデイルグループが未だに街を独占をしている状況です。グループの圧倒的な支配力が分かりますね。
・その他
画面表示について、見る人間と見られる物語の関係性を表していると書きましたが他にも、キャビネットの脇に常に表示されているSALVATIONのTの文字は十字架へ磔にされた人間の姿を模してもいます。即座にキリスト昇架の絵をイメージしましたが、キリスト教については詳しくないので割愛。Tの文字は、そのまま図形的に十字架のようにも見えますが、更にイニシャルの関係から街の犠牲になった月影を想起させるようでもありますね。そういえば、ショーゴがやたら月影に厳しい理由も良い伏線でしたね。人に優しいショーゴが街を救った月影を何故あれ程悪く言うのか、真面目な性格だからこそ自己批判も厳しいんでしょうね、ショーゴらしい一面です。
それからもう一つ、物語の終盤、監視の目から唯一逃れられる場所が夢であるという台詞の直後「月影に灯る”希望”の光」とタイトルが書き換えられる場面について。カメラが突然ズームアウトし、管理室からの映像に切り替わるどんでん返しの素晴らしさに暫く見惚れていました。プレイ画面→管理室→テレビを覗き込むプレイヤーという三重の構造だったとこの時点で漸く気が付きました、確かに思い返してみれば、夢の中では常にテレビの枠が外されていましたね。これ、気付きそうで中々気付かない点で、本当に驚かされました。そして、救済を意味するSALVATIONですがこれは例えばサラの魂の救済だとか個別的な事柄ではなく、作品全体のキャラクターが、名前の無いムーンチャイルド達に至るまで、このテーマに関係していたことが分かります。タイトルに相応しい単語の選択でした。
まとまらない文章になりましたが、最後にお気に入りの台詞を挙げたいと思います。2つ目の台詞のような小粋なジョークがシリアスな話の中で、良い緩急として働いていました。
「いつの時代も悪に対抗するには、絶対的な正義より悪を上回る強さが必要不可欠であった。それを正しく使える者がのちに……英雄と呼ばれるのだろう」
「オペレーション・日陰や木陰よりはマシだと思っただけだ」
素晴らしいゲームをありがとうございました。
素敵なゲームでした
受賞おめでとうございます。
受賞作品一覧から気になってのDL 一気に遊んでしまいました
独特の世界観、キャラクター、演出
ある意味でフリーゲームっぽい、ある意味でフリーゲームとは思えない唯一無二の作品です
個性的な世界観を独りよがりにならないようにきれいにまとめつつ
ゾクッとする演出とエンディング。ピークとエンドがとても印象的で、スクリーン映画を見終わった後のような爽快感でした。
制作お疲れ様です、とても面白かったです。
※バグかな?
手錠を使って渡る場面、二度渡るとフラグが立たず閉じ込められてしまいました。
ハードSFミステリー
Ver.1.01aでプレイ。
1900年代アメリカ風な舞台にSF要素が融合した
独特な世界観のミステリーで、非常に深いテーマと
壮大な展開を見せるシナリオが興味深かったです。
独自の画面構成やグラフィックが目を引きますが
ストーリーも本格派SFミステリーと言える内容で
終盤の息詰まる展開やクライマックスで明かされる
ある真実のインパクト等、非常に読み応えがありました。
ゲームはエリア単位の小マップで会話と探索を繰り返すスタイルで
謎解きや戦闘もありますが会話中心の構成なので
TVドラマを見ているような感覚でプレイ出来ました。
壮大な世界観の割に舞台がかなり狭い範囲だけで進行する為
ややエリア移動が多めで中だるみしがちだったり
一部の謎が少し難しめなのは気になりましたが
とても個性的で心に残る作品でした。
とてもクオリティの高いゲーム
最初から最後まで楽しくプレイさせていただきました。
あまりによくできているので「ほんとにフリーでいいのだろうか?」と思うほどでした。
初めは見慣れないオリジナルの組織名や用語に戸惑うかもしれませんが、プレイしているうちに慣れてくるので、まずは30分程度でもやってみることをおすすめします。ストーリーやキャラクターも魅力的でよかったです。
探索の仕方やシステムが凝っていて、普段フリーゲームをやり慣れていても新鮮な気持ちで遊ぶことができました。
難易度も難しすぎず簡単すぎず、調べて悩んで解けてスッキリ!というかんじでちょうどよかったです(わからない場合は作者さんが攻略を同梱してくれてます)
ここまでのゲームを作るのはかなり大変だと思いますが、続編があるなら是非やってみたいと思います。
このたびは素敵なゲームをプレイさせていただき、ありがとうございました。
本当にフリーゲーム?
「これは本当にフリーゲームでいいのか?」と思うくらいによく出来た作品。
特にフリーゲームにクオリティーを求めているわけではないのだが、それでもこのゲームにはこんな感想を抱いた。
ホラー要素のない探索アドベンチャーなのだが、飽きさせない物語と工夫が随所に見られた。なによりもツクール製には思えない。
ゲームスタート画面からどんどんと面白いくらいに引き込まれていくので、早く続きが遊びたいと思わされた。
ここを読んでダウンロードするか悩んでいる人がいるなら、まずはやってみて欲しい。そんなゲームです。
映画のような臨場感
先の方のレビューに飯テロという気になるワードがあったので念のため食事を済ませてからプレーしました。英断でした(笑)
まるで海外ドラマを見ているような、硬派でスタイリッシュな作品。
登場人物の立ち絵もさることながら、全体的な意匠が格好よくて世界観に惹き込まれました。
ゲームとしての難易度も絶妙で、まるで自分がショーゴ捜査官になったかの様な没入感がありました。
ストーリーの理解を邪魔しないどころか、むしろ謎解き・アクション込みでストーリーが仕上がっていく感覚。
『迷☆探偵』のときも感じましたがLIKEMADさんは各登場人物を余すことなく“魅せる”のが本当に巧いです。
素敵な時間をありがとうございました。
ドーナツとメロンソーダ買ってきます。
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