ご飯と恋
食べ物をテーマにした五分程度の短編が三つ入った短編集。甘めの良い話がサクッと楽しめる作品です。以下各話ごとのネタバレ感想。
【昆布と告白】
ちっともロマンティックではないのが逆にポイント高し。幸せそうでいいなーと思いつつも、やけに余韻を持たせる生活感漂う終わり方に少しクスッとしましたw
【ブランデーの瓶】
誰かをやきもきしながら待つ幸せ。直接彼が出てこないのに十分甘ったるいです。
【Milk】
彼が気になるきっかけや、ミルクを使った王様の比喩やその隣にいる自分の妄想、彼のあだ名など、身近ながら独特で可愛い比喩や演出が多くて、個人的に一番この作品が好きです。彼の好物の一つにはやっぱり、とニヤリ。
時間ないけどちょっと何か楽しみたいという人にオススメ出来る作品だと思います。癒される。
あたたかい気持ちになれます
すっかり祟月さんのファンになっているものです。
今回のお話は女性目線で書かれた恋愛ものということでわくわくしながらプレイしました。
ざっくりとした感想から言わせていただくと、落ち着いた日常を描いた良作、でした。とても好きです。文章以外だと、BGMが毎度ながら雰囲気に合っていてセンスのある方だと思います。
祟月さんの作品をいくつか拝見させていただいてるうちに、「私はこの短文が好きなんだ」と気づかされました。
祟月さんの文章はほかの方に比べても一文が短いと思います。短いのに、美しいし、短いのに、たくさんのことを伝えてくれます。そんな表現方法が好きなんだなぁと思いました。
とっても素敵な作品で、しかも短いので何回でも読み返せます。(すでに2回読みました(笑))
祟月さんの作品をまだプレイしたことのない方や、短時間でプレイしたい方、恋愛ものを読みたい方にお勧めできます。
ぜひプレイしてみてください!
※ 以下ネタバレを含みます。
ノベルゲームなのでネタバレ書かないほうがいいのかな?と毎回悩みますが書かせてください><
なのでプレイしていない方はここから先はプレイ後に読むことをお勧めします。
『昆布と告白』
大学生とかの男女にありがちな日常風景を描いた作品でした。
物語はたんたんと進みますし、糖度は低いです。
この作品は祟月さん特有の素敵な文章が印象的でした。
君が言うセリフ「別に鍋が食べたいわけじゃない」の一言にすべてが集約されているように感じました。私はもやし坦々鍋が好きです(聞いてない)
『ブランデーの瓶』
私個人としてはいまひとつつかめない作品でした。共感できる部分はたくさんありました。料理を作って待つ時間とか、相手が異性でなくても楽しいような悲しいような感覚がしますよね。私がいまいちこの作品に魅力を感じなかったのは、その肝心の異性がいないからだと思います……(遠い目)いつもビールばかりでブランデーなんてシャレオツなお酒飲んだことないのでぜひ飲みたいなぁと思いました^^ていうか祟月さんも飲むのかよ、おしゃれかよ^^
『MILK』
私はこのお話が一番好きでした!「!」つけるくらい好きでした!
この日常感がたまらなく胸をきゅん、とさせます。
何よりもこの作品で出てきたとある一文にすべてを持っていかれました。
(言いません)(ツンデレーションです)
100よりも1を大切にする感覚、あまりなかったのでその考え方好きだなぁと思いました。
ミルク王子なんて名前付けるのも女子らしいです。私が小学生のころ、仲のいい女子同士で好きな男子をきのこで例えてました。当時は全然考えもしませんでしたが今思うと性的な意味を含めて申し訳ないです。(関係ない)
長々とすみませんでした。
そして素敵な作品をありがとうございました^^
素敵な女性たちでした
初めてプレイさせていただきました。どの作品もとても良かったです。
なかなか女性の心の動きをここまで丁寧に描いた作品はないと思います。もっと祟月さんの描いた女性のお話が読みたくなりました。それくらい、どれも魅力的なお話でした。
私はタイトルにもなっている「昆布と告白」のお話が好みでした。鍋、いいですよね。最近暑くなってきましたが、彼女のことを思い出しながら昆布だし使って鍋やりたいな、という気持ちになりました。昆布も鍋も彼女も大好きです(笑)。
機会があったら祟月さんの別の作品も読ませていただこうと思います。本当に素敵な時間をありがとうございました!
良かったです…
以前に「百貨店のサンタ会議」をプレイ致して、とても良かったので、このゲームもプレイしてみました。
どれもピュアな恋心が描写されていて良かったです。
特に"MILK"が印象に残りました。気になるけれどもアクションを起こせない気持ちに大変共感が湧きました!
ダブルミーニングには後書きを見るまで気づきませんでした…自分の英語力の無さが恥ずかしいです…
しみじみとするゲームでした。良い作品をありがとうございました。
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