まよいごにみちあんないを
※一部ネタバレ要素を含みます。
Ver.1.02でプレイ。
同作者の作品をプレイした人ならゲームという媒体で物語を表現する上での独自の拘りが
ある事を感じた覚えがあると思われますが、今作はその拘りを積極的にストーリーに
絡めた構成になっていて、多次元的な世界観と多彩なキャラクター達による
バラエティーに富んだ展開が興味深く堪能できました。
ゲームは簡単な探索中心の構成で、序盤のある行動でルート分岐した後はストーリーを
追いかけて探索するだけでエンディングまで到達できる仕様になっていて、多少難解な手順は
あるものの親切なヒント機能もあるので特別詰まる事なくクリア可能だと思います。
ストーリーは主人公が迷い込んだ世界で探しものをするという定番なものですが
ルートによって登場キャラが入れ替わり、マップ自体の変化は少ないものの雰囲気や
展開がかなり大きく変わっていくのでどちらのルートも最後まで飽きること無く楽しめました。
きっちりとした整合性をシナリオに求める人には向かないかもしれませんが
メタ的要素を綺麗に物語の核心部分に融合させたストーリーは必見といえるので
是非プレイして独自の視点に基づいた世界観を体験してみて欲しいですね。
※余談
個人的に白→赤の方が気持ちよく終われると思います(謎)
ふりかえっちゃいけないよ
不思議な世界に迷い込んでしまった主人公が帰ろうとする探索ADV。
追いかけられ等もありますが難易度はとてもやさしめで、ホラーが苦手な方でも大丈夫だと思います!
道中で出会うまよいモノたちは皆とても個性的で、交流していく中で彼らがそれぞれ抱いている願いや訴えがひしひしと伝わってきました…!
ちょっとでも気になったら迷わずプレイしてほしい作品です! これほど記憶に残る作品はめったにないでしょう…!!
※以下、核心には触れませんが重大なネタバレなのでご注意ください
終盤のあの演出にはただただ驚かされました…本当にパソコンでしかできないなぁって…
両方のEND&おまけ部屋を見てからもう一度プレイし直してみると色々はっとさせられて、三度楽しんでしまいました!
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